事務職で使うビジネス用語。これだけは分かっておきたい言葉。

ビジネス用語 事務職

仕事をしていると上司から「○○の仕事、急な用事が入ったからリスケして」と言われたらあなたはどうしますか。

「リスケって何?」と思う方もいらっしゃいますよね。

「リスケ」とは「リ・スケジュール」の略でスケジュールの見直しや延期などをすることです。

このようにいわゆるビジネス用語では本来の言葉を略して言うものや独自の表現をするものがあります。

いきなり言われて何のことだか分からないことのないように、たくさんあるビジネス用語の中から事務職で多く使われている言葉についてお伝えしますね。

職場の中で使われる言葉

コンプライアンス
法令や条約を遵守するという意味で、企業が社会的規範に反することなく行動することです。

直行直帰(ちょっこうちょっき)
朝一旦会社に出社しないで、自宅から直接仕事先や取引先に向かうことを「直行」、仕事先や取引先から戻るときに自分の会社に立ち寄らずにそのまま自宅に帰ることを「直帰」と言います。
「直行直帰」であればその日は1日会社には出社しないことになります。

朝一(あさいち)・午後一(ごごいち)
朝一は朝の業務が始まってすぐに、午後一は午後の業務が始まってすぐにという意味です。

外勤・内勤
「外勤」は営業や配達、集金などで外回りの業務を担当しますが、「内勤」は社外に出て仕事をすることはほとんどありません。

ほうれんそう
報告、連絡、相談の頭文字を取って報・連・相(ほうれんそう)と言います。
仕事をする上で基本となり重要なことです。

ネゴ
ネゴシエーションの略で交渉するという意味ですが、値切るような意味合いもあります。

PDCAサイクル
PDCAサイクルとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)のそれぞれの頭文字を取ったもので、この4つを繰り返し(サイクル)ながら、生産管理や品質管理などの管理業務を継続的に改善していく手法です。

PDCAサイクル

パソコン作業で使われる言葉

コピペ
コピー アンド ペースト(Copy and Paste)を略したもので、文章やデータなどをコピーして貼り付ける(ペースト)ことです。

パワポ
PowerPoint(パワーポイント)の略でMicrosoftのプレゼンテーションソフトです。

CC
Carbon Copyの略で、本来の受信者以外にも同時にメールを送りたい場合に、宛先にCCでメールアドレスを設定します。

BCC
Blind Carbon Copyの略で、CCと同じように受信者以外にも同時にメールを送れるのですが、BCCの受信者は他の受信者には表示されません。

クラウド
クラウドサービスやクラウドコンピューティングなどインターネットを通じでソフトウエアやハードウエアなどを利用者にサービスの形として提供する利用形態のことです。

クラウド

事務作業で使われる言葉

ヒヤリハット
仕事をしていて「ヒヤリとした」「ハットした」といった、重大なミスにはならないけれどそれにつながるような一歩手前の状況のことです。

ヒヤリハット

見える化
仕事の流れや実態が具体的にわかるようにして、問題があったときにすぐに対応できるようにする仕組みのことです。

タスク
自分の仕事や作業のことです。

スキル
技術や技能のことです。

かくに・ながさん
封筒のサイズのことで角2(かくに)は角形2号サイズの封筒、長3(ながさん)は長形3号サイズの封筒のことです。

封筒のサイズについてもっと詳しくお知りになりたい方はこちらをご覧くださいね。

コピーをとる紙や封筒を選ぶときに気になるサイズ。
仕事で使用する用紙や封筒には決められたサイズがあります。用途によって正しく使い分けるために知っておきたい事柄をお伝えします。

にけつ
書類をファイルに綴じるために2つ穴のあいた用紙やクリアファイルの規格です。2穴(にけつ)。

おわりに

事務職で使用する言葉は本来の意味や他の業種とは違う意味合いを持つ場合もありますので注意してくださいね。

わざわざそんな言い方しなくても、というような言葉もありますが、日常的に使っているとそれが当たり前になってくるのでこわいですよね。

あなた自身がビジネス用語を使うかどうかは別として、はじめて事務職に就く人などは特に、同僚や上司が何を言っているのかわかるように言葉の意味を覚えておきたいですよね。