書類をクリップで留めるときの注意点。

クリップ留め注意点 事務職

仕事で使う書類が複数枚になるとき、とりあえずクリップで留めておきますよね。

クリップ留めするときは、書類の枚数や使用目的によって、クリップの種類や大きさを変える必要があります。

クリップの種類や留め方について、気を付けておきたい点についてお伝えします。

ゼムクリップ

ゼムクリップは針金を折り曲げただけの細長いクリップですが、仕事でもっともよく使っているのではないでしょうか。

クリップ留めの必要がなくなって外したクリップは再利用が可能なので、いつの間にか机の引き出しにたくさん入っているなんてことになっていませんか。

それから、金属のゼムクリップだと、時々サビが付いてしまっているものはありませんか。

クリップ1

再利用している間にサビてしまうのですが、パッと見て気付かないものもありますよね。

留めてあるクリップを外して書類側にサビが付いているのを見て、はじめて気付くことがあります。

大事な書類や外部に提出する書類などは、手持ちのクリップがたくさんあっても、新品のクリップを使うと安心ですよ。

ダブルクリップ

ダブルクリップは、黒い本体の両側に針金が付いているクリップです。

サイズもいろいろあるので、少し厚い書類でもしっかり留めることができます。

このクリップも再利用するので、サビの問題があります。

それに加えて時々はさみ口がゆるくなっているものがあるのです。

気付かずにうっかりゆるんだクリップを使用してしまうと、力が弱くなっているのですぐに外れてしまいます。

クリップ2

また、大きいサイズのダブルクリップは、書類をはさむときに大きくはさみ口を広げるのに結構指の力が必要です。

最近ではあまり力のいらないダブルクリップも販売されているので、力の弱くなってきたわたしには助かります。

ものすごくかるいわけではありませんが、硬いダブルクリップ に比べると楽にはさむことができます。

Bitly

ガチャック

連射式のクリップ で、一般に知られている名前がガチャックというクリップ留めの文房具があります。

専用の道具を使ってクリップ留めをするのですが、このクリップは手で外すことができます。

外したクリップは再利用できるのですが、専用の道具がなければ留めることはできません。

また、クリップのサイズごとに道具が必要なので、手持ちのガチャックとサイズが合わないと使うことができません。

ガチャックは便利ですが、資料を渡す相手のことを考えて使用した方がよいですよ。

かわいいクリップ

最近ではクリップも色や柄が豊富で、100円ショップでも、かわいいものがたくさんありますよね。

仕事場でも使っている人は多いかと思いますが、場面によって使い分けた方がよいですよ。

あまりカラフルなクリップを、上司や客先に提出する書類にはさむのはできれば避けた方が賢明です。

問題ない相手もいるでしょうが、クリップであなたの評価が下がってしまうのではもったいないですよね。

無難に、普通のクリップを使った方が安全です。

逆にかわいいクリップを使うことで、相手との会話のきっかけができることもありますので、書類を渡す相手によって、上手に使い分けるとよいですよ。

クリップから保護する

クリップをはさむときに、クリップと書類の間にちいさな紙をはさんで留めると、書類を保護することができます。

クリップ3

ゼムクリップを外すときにクリップの先で書類をひっかけて傷つけてしまったり、留める力の強いダブルクリップの跡が残ったりすることを防ぐことができます。

また、万が一サビたクリップを使ってしまっても、書類にはサビが付きません。

はさむ紙はメモのような紙きれや、ふせんを利用してもよいですよ。

ふせんを使用する場合は、ノリの付いている部分を折り曲げて使うと、書類にくっつかないですよ。

クリップ4

また、はさんだ紙にちょっとしたメモを記入することもできますので、便利に使用することができます。

留める位置をずらす

会議の資料など、たくさんの書類をクリップで留めて一時的に保管するときに、クリップを留める位置が同じだと、その部分だけがかさばってしまいます。

資料の量にもよりますが、クリップを留める位置を3パターンくらいに分けて留めると安定しますよ。

はじめに左端にクリップを留めたら、次の資料はクリップ一つ分くらい右にずらしてクリップを留めるようにします。

その次はさらに右にずらしてクリップ留めし、その次からははじめに戻って左端からはじめます。

これを繰り返せば、同じ場所でクリップ留めするよりも、3分の1の高さで済みますよ 。

おわりに

事務の仕事をしていると、毎日クリップを使いますよね。

ちょっとしたことではありますが、クリップを留めるときに、資料を渡す相手のことを考えたり、仕事の効率を考えたりするとよいのではないでしょうか。

あなたの小さな心遣いが、書類を渡す相手にきっと気持ちの良いものになると思いますよ。