オフィスワークの種類と内容。一般事務との違いは?

オフィスワークの種類 事務職

みなさんが事務の求人を探すとき、「一般事務」や「事務」で検索しますよね。

もちろんそれが正しいのですが、「OA機器操作」とか「オペレーター」といった職種もオフィスワークですので、事務に近い仕事と言えます。

一日の仕事のバランスを考えると機器の操作やデータ入力など専門的な業務が多くなりますが、そんな求人の中にも一般事務の仕事を兼ねているものがあります。

企業側が求人を出すときは自分たちの職場の慣例で職種を決めるため、事務作業を兼ねているのに「事務」と表記されていないものも多いので、そうなると求人を探す際に見落としてしまいますよね。

それではどんな仕事があるのかを見ていきましょう。

データ入力作業

求人の職種が「データ入力」となっています。

一日中入力業務を行うキーパンチャーを連想してしまいますが、多くの場合「パソコンを使用して必要なデータを入力する作業」といった程度のもののようです。

データ入力

会社独自のソフトを使用して定型フォームにデータを入力することもあり、それであれば一から指導してもらえるので安心です。

中には厳しい条件を求められるものもありますが、だいたいはそれほどの技術は必要とされません。

まずは、入力業務で採用されて経験を積んでからステップアップを目指すのも良いかもしれません。

また、仕事の内容をよく見ると「データ入力」以外に「一般事務」と書かれていることもありますので、しっかり確認しておきましょう。

キーパンチャー

職種が「キーパンチャー」となっている場合は専門的に入力業務を行う求人です。

KISコードやカンテックコードといった方法で入力し、入力の能力もある程度必要になります。

KISコードやカンテックコードについて興味のある方はこちらをご覧になって下さいね。

連想入力の技術を取得すると希少価値のある人材になれます。
連想入力というとあまり馴染みがありませんが、これは漢字入力が驚くほど速くできる入力方法のことです。習得すると入力業務を専門とした仕事に就くことができます。全盛期に比べるとかなり減少してしまったキーパンチャーの仕事ですが、今なお求人はあるのです。

求人は初心者でも大丈夫なものをよく見かけます。

データ作成を専門に行っている企業では訓練期間を設けていますので、初心者でも安心です。

ただ、キーパンチャーであれば一日中入力業務だけを行うことが多いでしょう。

図面作成

求人には「CADオペレーター」といった職種になっています。

Auto CADや3D CADを使用して作業することが中心ですが、初心者でも大丈夫なものもありますので探してみて下さい。

CADを独学で勉強することは大変なので仕事をしながら知識を得られるのであれば理想的です。

設計

初心者が採用される場合はCADの作業は補助的なもので、それ以外にも事務作業をすることがありますので求人で仕事の内容をよく確認してみて下さいね。

Web管理

最近多いのがWeb関連の仕事です。

求人には「Webライター」とか「Webデータ入力」といった職種です。

Photoshop(フォトショップ)やillustrator(イラストレーター)が使える人といった条件がある場合もありますのでよく確認して下さい。

しかし、中には未経験者でも可能なものや、自社のホームページを管理しながら事務作業を行うようなものもあります。

また、実際のホームページの運営は外注に任せていて、変更箇所をWordやExcelで作成すれば良いケースもあります。

専門的な高い知識を必ずしも求められるわけではありませんので、ご自分でブログを作成しているような方であれば抵抗なく仕事ができるでしょう。

会計事務

「税務会計業務補助」といった職種になっています。

必要な資格に「日商簿記3級以上」といった条件がなければ初心者でも大丈夫でしょう。

その場合は会計事務所や税理士事務所で補助的な入力作業を行います。

資格を持っていなくても、働きながら簿記の資格を取得することも可能です。

ぶるう
ぶるう

簿記の資格があれば転職にも有利よ。

会計事務所や税理士事務所で経験を積めば、次は企業の経理担当の仕事もできますし他の事務所を探す際にもとても有利になります。

スキャニング

「データ入力オペレーター」といった職種になっています。

専用機器を使用してデータを電子ファイル化する作業ですが、企業独自のソフトや機器専用のソフトを使用するため、初めは指導してもらいながら業務を行うことになるでしょう。

パソコンの入力経験があれば初心者でも大丈夫ですので安心です。

一日中スキャニング作業のみ行うことが多いでしょう。

おわりに

このように専門的に見えても初心者でも可能な仕事がありますし、事務作業を兼ねている仕事も多いのです。

一般事務に比べると少し専門的な仕事になりますが、逆にその方がやりがいを感じられる人もいるのではないでしょうか。

また、事務作業が一切ないケースもあるでしょうが、それはそれで自分の仕事だけに集中できるというメリットもありますよ。

一般事務では電話や来客の対応に追われたり、急に仕事を頼まれたりすることなどから、自分のペースで仕事ができないことも多いのです。

求人には職種だけではすぐに判断できない仕事がたくさんありますので、いろいろな方向に目を向けてあなたにぴったりな仕事が見つけて下さいね。