大手企業で派遣社員として働くと、環境が良くスキルもアップ。

大手企業へ派遣される 転職活動

わたしは結婚後しばらくの間専業主婦でしたが、たまたま知り合いの紹介で働くことになりました。

ずいぶん前(20数年)の話ですが、派遣社員として時短勤務のパートのような形で採用されました。

そんなわたしが派遣された先は、全国的にも有名な大手企業でした。

大手企業は職場環境がよい

大手企業へ派遣されると、その企業の社員と一緒に働くので、職場の環境は良かったですね。

多くの人が働いているので、建物も立派ですし設備も整っていました。

休日も土日祝日は当たり前で、年末年始・GW・夏休み・お盆休みと、長期休暇がたくさんありました。

ただ時間給なので、休みが多いと収入は減りますけれど。

また、男女平等の意識の高い職場でしたので、女性だけが掃除をするとかお茶出しをするとかいったこともありませんでした。

社員食堂や売店などもあり、もちろん派遣社員も利用できました。

その企業の正社員と同じ環境で仕事ができるのは、中々経験できることではないのでラッキーだったと思います。

大手企業

最新の機器や情報が得られる

派遣先での仕事は最新の機器を使って行いました。

使用する機器は、パソコンよりも高性能なワークステーションでした。

それまで見たこともないような機器を使って仕事ができることには、とてもワクワクしましたし、目新しいこともたくさんあって楽しかったですね。

ワークステーションを扱うための講習会にも参加させてもらえました。

派遣先の職場では、世の中の最新情報をいち早く取り入れ、常にアップデートされていました。

ちょうどOSがMS-DOSからWindowsへ移行していた頃でしたが、すぐに対応していましたね。

法令が変われば担当者はその勉強をして、必要となる資格をすぐに取得するといった状況です。

そんな環境で仕事をしていたので、派遣社員で勤めていたわたしにも刺激がありました。

わたしも当時30代だったので、周りの雰囲気に後押しされて、国家資格を取得しました。

働いている人が優秀

職場には有名大学を卒業したばかりの若い人も多く、頭脳明晰な方がたくさんいました。

もちろんいろいろなタイプの人がいて、「良い大学を出ているのだけれど…」といった人もいましたが、多くの人は優秀でした。

ひがむわけではありませんが、優秀な人からすれば、わたしのような派遣社員は底辺の人間だと思うのですよね。

でも、そんな派遣の人に対しても、差別したり見下したりすることもなく、一人の人間として丁寧に接してくれる人もたくさんいました。

そんな人に出会うと、いろいろな意味で本当に頭の良い人なのだなと感じるのでした。

スキルアップが目指せる

優秀な人が集まっている職場でしたが、常にスキルアップを意識していました。

定時後には、高校レベルの数学と物理の勉強会などが開かれていました。

大学や大学院を卒業していても忘れていることも多いらしく、復習のために行われていたようです。

わたしは、定時より早く退社していましたし、派遣社員なので、勉強会には参加できませんでした。

でも、講師を担当していた方とたまたま話をしていたときに、わたしが勉強会に対して興味津々だったこともあり、勉強会で使っていた宿題用の問題をいただけることになりました。

そして、ちゃっかり採点までしてもらっていました。

数学

また、eラーニングも行われていたのですが、こちらには運営側で関わらせていただきました。

わたしは派遣社員という立場ではありましたが、派遣先の上司や社員の方々の善意で、いろいろ経験させてもらえました。

当時は、わたし自身も周りの環境に触発されて、学びや働くことに対する意欲が向上していたのだと思います。

おわりに

派遣されていた企業の組織変更で、派遣先の部署が解散することとなり、わたしも転職となりました。

今振り返れば、学ぶこともたくさんあって、良い経験をさせていただけたと思っています。