「Word、Excelのできる方」の求人に応募するとき。

word、excelのできる方 求人情報

事務の求人に「Word、Excelのできる方」とか「PCの基本操作ができる方」などと書かれているものがあります。

事務職の経験がある人なら、多くの人が当てはまるのではないでしょうか。

でも、自分のレベルと会社の求めているレベルが、必ずしも一致するわけではないのです。

自分のスキルを把握する

WordやExcelに限りませんが、自分がどの程度のパソコンスキルがあるのかを把握しておくことは、転職活動の上では大切なことです。

面接で「Word、Excelはできますか」と聞かれたときに、「はい、できます。」という答えだけだと、面接官も判断に困ります。

本人はパソコン操作が得意だと言っていたのに、いざ採用してみたら全く使い物にならなかったと言う話はよくあることなのですよね。

会社の求めている人材と、自分の能力がマッチするのかを測るためにも、まずは自分自身のスキルを知ることが重要になります。

どんなことが出来て、どんな経験をしてきたのかとか、逆に全く未経験の分野や不得意なものなど、今までの自分の経験を整理してみることはとても大切なのです。

求人の内容で判断する

応募したい求人の会社が、どの程度のスキルの人間を必要としているかは、仕事の内容で判断できることがあります。

求人に仕事内容が具体的に書かれていて、例えば「伝票の処理や入力」だったら、ちょっとした入力ができる程度で大丈夫でしょうし、「関数を使った処理」と書かれていたのなら、Excelの関数が苦手な人には厳しいですよね。

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ハローワークの求人であれば、窓口から企業に問い合わせしてもらって、事前に具体的な仕事のスキルを聞いてもらうこともできますよ。

そして、自分の経験が活かせそうだと思ったら、面接の時に即戦力になれることをしっかりアピールすると良いですよ。

資格や経験年数

WordやExcelの資格を持っているのなら、必ず履歴書に記入します。

資格を取得したのが最近ではなく学生時代だったとか、あまり知られていない団体が主催する資格だったとしても、取得するにはそれなりの努力が必要なので、評価はされると思いますよ。

そして、職務経歴書には担当した業務内容を具体的に書いておくと良いですよ。

WordやExcel以外にもOutlookやPowerPointなど日常的に使っていた経験があれば、履歴書や職務経歴書に記入しておきます。

使ったことのある会計ソフトや画像処理ソフトなども、経験として評価される場合がありますので、アピールポイントになるかもしれません。

仮に資格を持っていなくても問題ありませんが、資格があれば企業側も判断しやすいですし、ポイントはアップすると思います。

自信がなくても正直に伝える

事務職の経験があって、WordやExcelを使ったことがあっても、操作にあまり自身が無い人もいるかと思います。

一からファイルを作成することは苦手で、定型フォームに入力するだけといったような経験しかなかったとしても、そのことを正直に伝えるとよいですよ。

企業によっては、そのくらいのレベルの方が、かえって都合が良い場合もありますから。

必要以上に「出来ます!」アピールをしても、逆効果になる可能性もありますしね。

WordやExcelの操作にはあまり自身が無いけれど、入力する速度なら自信があるという人もいるかと思います。

そんな場合は、あらかじめ1分間に入力できる文字数を計っておいて履歴書に記入しておくと、企業側に実力が伝わりやすいですよ。

操作できることを具体的に

もし、面接で「どんなことが出来ますか」と聞かれたら、Wordであればどんな文書をどれくらいの頻度で作成していたとか、Excelであれば使える関数の種類や、グラフを扱うことが出来るとか具体的に伝えます。

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仮に面接官から経験のないことを尋ねられたら、あいまいに答えずに出来ないことを正直に伝えるようにします。

その時に、「仕事で必要であれば、勉強して覚えたいです」と前向きな言葉を忘れずに添えるようにしておくと、好印象になりますよ。

もちろん難しい仕事を避けたいのであれば、言わない方がよいですけど。

会社側としては即戦力になる人を採用できるのが一番なのですが、将来的にスキルアップが出来る人かどうかも判断基準になると思います。

未経験のことが多くても、成長できそうな人だと判断されれば、きっと採用してもらえますよ。

おわりに

面接では何とかして採用されたいとの思いのために、ついつい自己評価を上乗せしてしまいがちです。

でも自分の能力以上の職場に採用されても、あとから辛い思いをするのは自分ですし、職場にも迷惑をかけてしまいます。

結局数ヶ月で辞めてしまったなんてことになるのも悲しいので、あまり背伸びしないで、自分のレベルに合う職場を選ぶことが一番だと思うのです。