仕事を探すとき、いろいろな求人情報を見ると思いますが、求人票にはたくさんの項目が書かれていますよね。
でも、求人雑誌や求人サイト、ハローワークの求人情報などどれを見てもチェックするべき項目はだいたい同じです。
項目別に注意点をお伝えします。
賃金形態
一番気になる項目だと思います。
最近では正社員でも日給月給の場合がありますので注意してください。
出勤日数は月によって違いますので、日給月給の場合だと当然のことながら、出勤日の多い月は給与が多く出勤日の少ない月は給与が少なくなります。
時間給の場合、割増の時間帯や条件に注意してください。
昇給の有無もチェックポイントです。
職種
一般事務と書かれているものを選びます。
事務職であれば他に営業事務・総務、経理事務・医療事務等と書かれていることもあります。
仕事の内容
具体的に書かれている場合、必要な経験や資格の欄と合わせて考えます。
必要な経験や資格の欄に条件があれば、少し専門的な仕事になります。
必要な経験や資格
資格欄に記入がある場合はその資格を持ってなければ採用は無理でしょうが、「あれば尚よし」であれば資格を持っていなくても大丈夫でしょう。
経験についても同じことがいえると思います。
雇用形態と雇用期間
無期雇用か有期雇用かの違いです。
詳しくお知りになりたい方はこちらをご覧下さい。
就業時間
月給制であれば一日の就業時間を計算して出勤日数にかけ合わせ、1か月の総労働時間を算出します。
そこから時間当たりの単価を計算してみます。
時給で考えると正社員なのに案外安くて、契約社員などの時間給の方が良い場合もあります。
他の求人と比べる場合の目安とします。
加入保険等
ご主人の扶養の範囲内で働きたいと思われている方は別として、ほとんどの方はたくさんの社会保険に加入できた方が良いですよね。
パートの人でも、厚生年金や健康保険に加入できる場合がありますので、就業時間と合わせてチェックしておきましょう。
平均年齢が書いてある場合がある
時々平均年齢が書いてある求人があります。
現在では求人に年齢制限を設けることは禁止とされています。
平均年齢を記入することで、それ以上の年齢の人を遠回しにけん制しているのかもしれませんね。
注意したい部分です。
けれども絶対に平均年齢よりも高い人を採用しないというわけでもないようなので、気になる求人であれば勇気を出して問合せてみて下さい。
企業全体の人数と就業場所の人数を確認する
派遣の場合は就業場所の人数が仮に1人となっていても、同じ職場に派遣先の企業の人が大勢いる場合がほとんどです。
また、製造業であれば企業全体の人数が多くても就業場所の人数が少ない場合があります。
中小企業だと営業マンや技術者の外勤が多く、求人票に書かれている就業場所の人数が揃わないなんてことも多いでしょう。
年間休日数と土日祝の判断
休日が土日祝日で週休二日制と書かれていても、年間休日数が少ない求人があります。
それは例外的に土曜日や祝日が出勤になるためのようです。
土日祝日が完全に休みで、年末年始やお盆休みがある場合は、年間休日数が120日以上となるはずです。
祝日が土曜日の時や年末年始やお盆休みが何曜日になるのかで、その年によって違いはありますが、年間休日数が120日以上であればきっちりと休みがとれる職場でしょう。
逆に100日を切るような職場は土曜出勤や祝日の出勤がある職場となります。
おわりに
就職活動が長引くと、とにかく採用されることだけが目的となってしまいがちになりますが、採用されたあとになってこんなはずじゃなかったということの無いように、企業を見分けることが重要です。
良い条件、自分に合う職場というのは人によって違いますので、まずは自分自身の要求が何なのかをしっかりと抜き出してみて下さい。
その上で求人票の中から自分にとっての良い職場を見つけて、採用されるようにがんばって下さいね。