仕事中に火事や地震がおきたら。日ごろから非常口や避難経路の確認を。

非常口や避難通路の確認 事務職

わたしは何度か転職をしているので、いろいろな職場を経験しています。

職場が1階の時もありましたが、4階だったことが3度もありました。

もしも仕事中に災害が起きて逃げ場を無くしたとしたら、4階だと飛び降りて逃げることができない不安があるのです。

職場の非常口や避難経路を確認する

わたしは心配性なので、仕事中に災害にあったときどうやって逃げるかを、頭の中でシミュレーションするクセがあります。

新しい職場に行ったときにはもちろんですが、長年働いている慣れた環境でもよく考えます。

どこに非常口があるかやどの階段が一番近いとか、飛び降りることが出来そうな場所はどこかとかなどは事前にチェックしておきます。

非常口

非常口も可能な時には実際に開けてみます。

非常口はいざという時に開けることができるかや、扉の外側には何があるのかを確認するのです。

トイレや階段に窓があれば、脱出できるくらい開くのか、高い階だとしても、そばに飛び移れそうな建物や構造物がないかなどを見ておきます。

最悪の場合を想定してルートを確認しておくと、少しは安心できるのですよね。

3階から飛び降りると骨折はしても運がよければ生き残れそうだけど、それ以上の高さから地上に飛び降りたのでは生存率が下がってしまいますものね。

避難訓練や防災訓練

どこの職場でも避難訓練が行われているかと思います。

避難訓練の際には消火訓練などの防災訓練も一緒に行われていませんか。

ただ、避難訓練は全員参加でも、防災訓練は各職場の代表者だけが参加するという職場もありますよね。

以前の職場は当番制で代表者を決めていたので、わたしも当番が回って来たときには参加していました。

防災訓練では、消火器や避難はしごの使い方から救助方法など、普段あまり経験できないことが学べるので有意義なのですよね。

過去に一度でも経験していると、いざという時に役に立つかもしれませんしね。

防災訓練

日頃から防災を意識して生活する

現在のわたしの仕事はひとり事務なので、普段は事務所にひとりだけのことが多いです。

なので、何か起きても自分だけが頼りです。

事務所は1階にあり、正面に1か所と裏側に1か所、出入口用の扉があるのですが、裏側の扉は物置につながっています。

その物置にはさらに外に出るための扉があるのですが、この扉は何故か外側からロックをかけることができるのです。

ただ、ロックしたところで、外側からなら誰でも解除することができるので、防犯面では何の役にも立たないのですけれど。

そのため普段はロックなどしていないのですが、いろいろな人が出入りするので中にはロックしてしまう人がいます。

そうなると、わたしが閉じ込められてしまうことになるのです。

ということで、わたしは毎日扉がロックされていないかチェックして、もしロックされていたら外側に回ってロックを解除するように習慣づけています。

もしも火災や地震が起きて正面の扉から出られなくなった時に、物置の扉が外からロックされていたら逃げられませんから。

実際に災害に遭遇すると慌ててしまう

ずいぶん前のことですが、ショッピングセンターの2階で買い物をしている最中に、大きな地震に遭遇したことがありました。

建物内は電気が消えてしまい、薄暗い中ではるか遠くに非常口の誘導灯が見えました。

かつて経験したことのない大きな揺れと、明るいはずの店内が暗くなってしまったことで恐怖心は倍増したのです。

早く逃げたい一心で、遠くに見えた非常口までは行けずに、近くの階段を使って避難しました。

2階から1階へ降りるだけでしたが、上層階からなだれ込んでくる人の群れに更に恐怖心をあおられ、ただただ外を目指すばかりでした。

建物の外に出てもどこに行けば安全なのか判断できず、とりあえず頭上に何もなくて崩れてくるものが近くにない広い場所を目指したのを覚えています。

とにかく何をどうすればいいのかわからない状態で、想定していない事態に遭遇してオロオロしただけでした。

突然の災害には一瞬の判断力で生死を分けることもあると思いますが、わたしには正しい判断ができる自信はありません。

ということで、日ごろからあれこれ想定したり準備したりすることで、対応していくしかないのですよね。

おわりに

最近は自然災害も多いので、いつ自分がどんな災害に巻き込まれるか分かりませんよね。

外出先でも避難口の確認や避難の方法などを常に確認する習慣をつけておくと、役に立つことがあるかもしれません。

ただ、役に立つような場面には、遭遇したくないですけれど。