失業してしまうと、当然のことながら働いていた時の収入がなくなってしまうので、金銭面で不安になってしまいますよね。
なかには貯金がたくさんあってしばらくは大丈夫という人がいるかもしれませんが、そんな人は多くはないですよね。
わたしは以前、50代半ばで失業してしまって途方に暮れてしまいましたが、失業保険の基本手当を受けることが出来たのでとても助かりました。
その時にわたしが、もらった手当についてお伝えしますので、みなさんの参考にしてくださいね。
基本手当の給付日数
わたしは会社都合での退職だったので、手続き後すぐに基本手当の支給対象となりました。
実際には待機期間が7日間あるので、8日目から支給の対象となります。
給付日数はその時の年齢が50代で、被保険者であった期間が20年以上だったので、330日間ありました。
それまでに何度か転職をしていましたが、そのたびに運良くすぐに次の就職先が決まっていたので基本手当を受給したことがなく、今回最長の給付日数となったのです。
50代での転職には焦りや不安がありましたが、給付日数が330日と一年近くもあったので、少しは気が楽になりました。
給付日数はハローワークのホームページで確認することができます。
職業訓練に通う
50代という年齢的なこともあり、就職活動も長丁場になることが予想されたので職業訓練で資格を取得して少しでも有利に就職活動をしたいと思いました。
職業訓練に通って知ったのですが、通常の基本手当以外にも、受講手当と通所手当がもらえるのです。
いろいろ手当があるよ。
わたしは職業訓練を受講するまでは、受講料がタダというくらいの知識しか持っていなかったので、手当までもらえることを知って驚きました。
受講手当は一日500円で、期間は最大で40日です。
訓練は3か月だったので受講期間中に全て支給されました。
通所手当は交通費のことで、月額で最高42,500円が支給されます。
よほど遠くから通わない限りは交通費が全額支給になるのでとても助かりますよね。
職業訓練について興味のある方はこちらをご覧になって下さいね。
再就職手当をもらう
3か月の職業訓練はあっという間に修了しました。
そして幸いにも訓練修了の翌月には内定をもらうことができました。
その時点では、わたしの給付日数はまだまだ残っていました。
実は失業保険の基本手当を受給している期間内で、一定の日数以上の給付日数を残して就職が決まると再就職手当がもらえるのです。
給付日数の3分の2以上であれば70%、3分の1以上であれば60%の基本手当を受け取ることができます。
わたしの場合は110日以上の日数を残して就職が決まったので、残りの支給日数の60%の基本手当を受けることができました。
対象となる人にはハローワークの担当者からも案内があると思いますので、必ず申請をして下さいね。
申請しないと受け取れないよ。
再就職手当は1か月後に、一括で支給されました。
仕事が決まらなければ、残りの支給日数の全額の基本手当を受け取れるわけなのですが、一番の目的は就職することです。
就職も決まり、その上に再就職手当までもらえて、わたしとしてはとてもよかったと思っています。
健康保険料の減額
失業保険の基本手当を受給している間は国民健康保険に加入しました。
それまでによく聞いていたのが、国民健康保険料は会社の社会保険料に比べて支払額が高くなるということだったので、少し覚悟はしていました。
ところが、役所に手続きに行くと会社都合での退職ということで、計算された保険料は思っていたよりも少ない金額でした。
もちろん国民年金の方は金額が変わることはありませんでしたが、健康保険料が安くなっただけでも少し安心できたのでした。
おわりに
失業したことで社会的に弱い立場になってしまいましたが、いろいろな救済措置があることを知ることができました。
実際にわたし自身もその恩恵を受けることができましたので、ありがたい制度だと思います。
人によって受けられる制度や金額には違いがありますので、分からないことはハローワークや役所にどんどん聞いて、少しでも生活が楽になるようにしてくださいね。