職業訓練の一日はどんなスケジュールなのでしょうか。
訓練校や受講するコースによってはスケジュールに多少の違いがあるでしょう。
わたしは以前職業訓練を受講しましたので、そのときどんな内容だったかをお伝えします。
これから受講したいと思っている方は参考にしてくださいね。
訓練の内容
わたしが受講したのは医療事務の知識の取得と、一般企業で求められる事務職のスキルを向上させるための訓練でした。
訓練期間は3か月間でトータルの訓練時間は350時間、医療事務とWord、Excelの資格取得を目標としていました。
90時間くらいがWordとExcel、就職支援が30時間くらいあり、残りの時間で医療事務を学びました。
訓練の成果として訓練期間中に医療事務、Word、Excelの試験があり、訓練校で受験することができました。
一日の時間割
一日の訓練の実施時間は9:10~15:50で、一時間の昼休みがあります。
授業は50分間で、10分間の休憩をはさんで午前と午後に3時限ずつの授業でした。
土日祝日はお休みでしたので、比較的楽なスケジュールだったと思います。
訓練が終わるのも早い時間帯だったので、訓練が終わってからハローワークへ行くことも可能でした。
昼休みには外出することもできましたので外食している人もいましたが、わたしは節約のためにお弁当持参でした。
出席や修了の基準
一日の訓練のうち1/2以上(3時間以上)出席すれば、その日は出席日と認定され、基本手当が支給されます。
また、訓練全体の80%以上の受講で訓練を修了したとみなされます。
休みが多くて80%に満たない場合は修了となりませんので、注意が必要です。
もっとも、そんなに休んでいたら資格の取得も危うくなってしまいますけれど。
早く行ってタイピング練習をする
Wordの試験では速度の試験がありましたので、わたしは少し早めに行って毎日タイピングの練習をしていました。
居残りも可能でしたが、大体の人は居残りよりも早く行って練習や復習をしていました。
授業の内容でわからないことがあれば空き時間に講師に聞くことが可能でしたし、受講生同士で教え合ってもいました。
職業訓練では短期間に一気に集中して勉強するので、モチベーションを保つのが容易ですし、まわりの人と助け合ったり刺激し合ったりして学べますので、環境としてはとてもよかったと思います。
試験に受かるような勉強方法
訓練では試験に受かるために効率のよい勉強方法が行われます。
小テストもたくさんあり、その時の自分の理解度やレベルを計ることができるので、何を集中して勉強すればよいのかがわかります。
訓練を受けたからといってすぐに実践レベルにはなりませんので、とにかく訓練では就職に有利になるように資格の取得を目指すのです。
わたしの場合、長年WordやExcelの実務での経験はありましたが、それだけでは就職の際の自己アピールとしては弱いので、資格を取得することで強みにすることができたと思います。
就職支援
職業訓練には就職支援のための時間が組み込まれていましたので、自己分析をしたり面接の練習をしてもらったりすることができ、訓練を受けながら就職活動の準備もできました。
訓練校側の立場としても、受講生の資格試験の合格率や就職率は訓練校の評価となりますので、熱心に指導してくれますよ。
おわりに
わたしの受講した訓練コースは、そんなに負担になるようなものではありませんでした。
修了までの毎日を楽しく過ごせたと思っています。
目標さえ持っていれば、あっという間に過ぎてしまうと思いますので、チャンスがあればぜひ受講してみてくださいね。