小さな会社の事務職に任される仕事はどんなものなのでしょう。
求人票の仕事の内容には「事務全般」などとざっくりと書かれていることもありますので、ちょっと不安ですよね。
会社によって違いはあるとは思いますが、だいたいは同じような内容だと思います。
わたしも今の職場で事務全般を担当していますので、参考としてご紹介しますね。
事務全般
求人票の仕事欄に事務全般と書かれていたら総務・人事・経理の仕事を全て任せられるでしょう。
社長や上司が、この中の一部の仕事を担当していることもあるかもしれませんが、基本的には全てに関わると思った方がよいですよ。
会社の規模が小さければ総務・人事の仕事の量自体は少ないのですが、役所や税務署関連の仕事が発生するタイミングは大きな会社と同じです。
総務や人事の仕事内容についてはこちらをご覧になって下さいね。
仕事の内容は難しいものはありませんが、たくさんの知識が必要となります。
でも、一度経験すれば問題なくこなせると思いますよ。
経理は初心者には大変かもしれませんが、職場に会計ソフトが導入されていれば楽ですし、顧問税理士がいるはずですから、分からないことは聞くことができるので安心ですよ。
また、見積書や請求書の作成といった営業事務の仕事もあるでしょう。
営業担当者から指示される書類の作成や管理、客先との対応などを任せられるかもしれません。
事務機器の管理
総務の仕事の一環ですが、事務所内の事務機器の管理とトラブルの対応などを担当することになるかもしれません。
事務機器などは機械に強い人が他にいれば任せたいところですが、忙しくて手が回らないと言われれば自分で何とかすることになるでしょう。
コピー機などの紙詰まりを直したりトナーの交換をしたりといった、簡単なことなら自力で行えるようになりますよ。
それに、いざとなればメーカーに依頼すればよいので怖がることはありませんよ。
掃除・買い物・ゴミ出し
事務所の掃除や買い物、ゴミ出しといった仕事があります。
銀行や郵便局へ行ったり、役所や税務署へ行ったりと出かけることも多いかもしれません。
備品の購入も少量なので自分でお店に買いに行くことになるでしょう。
事務所で出たゴミを決められた場所に出すといった仕事もあると思いますよ。
社長宅の私用
個人経営の会社であれば社長の個人的な用事を頼まれる事もあるでしょう。
少しのことなら快く引き受ければ良好な関係が築けますよ。
ただ、あまり頻繁だったり業務に支障がでたりするようであれば断る勇気も必要になります。
難しいところではありますが、採用時に仕事の範囲を明確にしておけばよいかもしれませんね。
マイナス面とプラス面
職場の事務員が一人であれば当然休みも取りにくくなるというマイナス面があります。
何から何までやらなければならないので、業務の境界もあいまいになります。
また、分からないことやトラブルがあると相談する相手も少ないので、自分で全て解決しなければなりません。
ただ、裏を返せば自分で全てを管理しながら、マイペースに仕事をすることができます。
その人の性格やこれまでの経験によって、どう感じるかが変わってくると思います。
わたしはこれまでに雇い止めなどで何度か転職をしました。
今は一人で事務を担当していますが、これまでにいろいろな職場で経験してきたことが、今の仕事に活かせていると思います。
おかげで毎日ストレスなく仕事をすることができています。
おわりに
小さな会社の事務を一人でこなすのは大変ですし、最初は不安だと思います。
でも、わたしのように一人事務員に向いている人もたくさんいるのではないでしょうか。
仕事さえ覚えてしまえば、あとは自分のペースで毎日過ごせるので意外に楽しいですよ。