女性が事務職を希望するときに作成する職務経歴書ですが、応募する企業ごとに作成した方が採用される確率が高くなります。
企業によって欲しい人材が違うので、それぞれの企業に合わせた職務経歴書を作成してアピールするのです。
同じ事務職の募集でもA社は主に経理の業務を任せられる人材が欲しいと思っていて、B社は事務の業務全般を任せられる人材が欲しいと思っているとします。
A社とB社では求める人材が違いますので、同じような職務経歴書を作成したのでは採用のチャンスが薄れてしまいます。
企業に合わせた職務経歴書を作成して、ぜひ採用を勝ち取って下さいね。
募集要項を確認する
まずは企業側がどんな人材を欲しがっているのかを、募集要項などから判断することが大切です。
情報があまり多くないとは思いますが、求人の内容やその企業のホームページなどから情報収集します。
特に、募集要項に「急募」と書かれていれば、自分が即戦力となれることを全面的にアピールすれば採用されやすくなりますよ。
また、募集の人数が複数人の場合、年齢が高くて(40代以上の人)不利かなと思っている人でも上手に自己アピールすれば入り込めるチャンスはありますよ。
具体的な内容にする
たとえば、会計事務所の求人だったり、企業の募集要項の業務内容に経理の業務があったりした場合、今までにどんな業務を担当してどんな経理のソフトを使用してきたと具体的な内容を記入するとよいですよ。
現金・預金の管理や年次決算、資金繰りや確定申告といった具体的な処理内容と「○○大臣」や「○○会計」のソフトを使用していたといった内容を記入します。
募集要項の業務内容に入力業務とあれば、タッチタイピングができるとか、1分間に入力できる文字数を記入します。
WordやExcelの業務での経験があれば、その年数なども記入します。
具体的な内容を示すことで、企業側があなたの能力を判断する材料になるのです。
年齢でアピールポイントを変える
あなたの年齢が20代や30代なら、少しくらい経験がなくても企業側は、これからしっかり教育して仕事を覚えてもらえばよいと考えるケースが多いでしょう。
それであれば、経験よりは今持っている資格やこれから取得したい資格などを記入して、熱意が伝わるような職務経歴書を作成します。
もちろん短い期間でも経験があれば記入しておきましょう。
もし、あなたの年齢が40代以上ならば、持っている資格をたくさん記入するよりも、今までの経験に重点を置いて即戦力として採用したくなるような職務経歴書を作成します。
残念ながらがんばって取得した資格も、年齢が上がるにつれてあまり評価してもらえなくなるのです。
もちろん求人の内容にマッチする資格を持っているのであれば、どんどん記入しておきましょう。
パソコンで作成する
履歴書を作成する場合なら、手書きでもパソコンでもどちらでもよいでしょうが、職務経歴書についてはパソコンで作成した方がよいと思います。
文書の体裁が整えられて、読みやすい職務経歴書がパソコンで作成できていれば、それだけで事務の能力を評価してもらえますよ。
ただ、評価してもらうためには誤字脱字がないことはもちろんのこと、文頭を揃えることやフォントの種類やサイズにも気を配る必要があります。
ミスが目立つようでは、せっかくパソコンで作成してもかえって逆効果になってしまいますので、注意が必要です。
おわりに
面接時間は限られていますので、職務経歴書でおおよそのあなたの能力を読み取ることができれば、企業側もそれ以外の項目についてあなたに質問することができます。
それによってあなた自身をもっと知ってもらうことができますので、短い時間の中でもあなたの人間性もアピールすることができます。
企業の求める情報の詰まった職務経歴書を作成して、あなたの就職が成功することを祈っています。