わたしは今の職場に55歳で正社員採用されました。
この年齢で採用されたのは、わたしにとってラッキーなことがいろいろ重なった結果でした。
その中でも、職場が移転したことが大きな要因の一つだったのです。
面接時に事務所移転の話を聞く
わたしは前職を54歳で雇止めになりましたが、当然すぐに次の勤め先など決まりませんでした。
とりあえず、職業訓練を受けながら求職活動をしていたのですが、現実は厳しいものでした。
そして職業訓練も終了してしまい、追い詰められていた時に、運よく今の職場の求人を見つけたのです。
求人に応募し、面接を受けたのですが、その場で事務所が移転する話を聞かされました。
幸運にも採用となりましたが、ラッキーな事は重なり、移転先の職場の方がわたしには通勤に便利だったのです。
前任者の不満
わたしの前任の方は、10年以上その職場に勤めていたようですが、辞めようと思ったきっかけが職場の移転だったそうです。
移転先の立地条件が、本人の希望にどうしても合わなかったようなのです。
前任者には健康面に不安もあり、そろそろ退職を考えていたこともあって、事務所が移転するタイミングで辞める決断をしたそうです。
それに、ひとり事務なので、引っ越し作業の荷造りや荷ほどきを一人で行わなければいけないことも負担に思っていたようです。
そこで後任者を引越し前に決めてしまえば、一緒に作業出来るので少しは楽になると思ったそうです。
小さな事務所
移転前の事務所と比べると、移転先の事務所の方が少しだけ広かったです。
ひとり事務なので、十分すぎる広さでした。
引っ越し作業も専門の業者を依頼せず、職員たちだけで全て行いました。
それが可能なくらい、荷物も多くなかったということではありますが。
引っ越し作業の手伝い
採用後の最初の仕事は移転先の事務所の掃除でした。
古い建物ではありますが、リフォーム工事をしたばかりだったので、ぱっと見は明るくきれいな職場です。
大変だったのは、前の事務所の掃除の方でした。
荷物を運び出した後、前任者と二人で掃除しましたが、長年の汚れは中々きれいにはなりませんでした。
ただ、取り壊す予定の建物だったので、ある程度の汚れは許してもらえました。
引越し後の作業
仕事の引継ぎは、引越しの片付けと並行しながら行いました。
どんな書類があるのかを、整理しながら確認できたので意外に良かったのかもしれません。
また、何が不便で不足しているかなども、気付きやすかったとも思います。
職場のレイアウトも一から出来たので、良かったです。
そして以前の職場よりは少し広くなったので、新たにキャビネットを購入することもできました。
立地はよかった
田舎町なので、それほどの違いはありませんが、移転先の事務所は以前の職場よりも少しだけ街中になりました。
わたしにとっては移転先の職場の方が通勤時間も少しだけ短くなりました。
それに、以前の職場は面接の時と引越しの時くらいしか行っていませんが、狭くて暗い印象でした。
引越し先から持ってきた観葉植物があるのですが、引越し当時より成長して青々としているので、きっと環境が良いのだと思います。
おわりに
職場が移転するせいで、前任者のように仕事を辞めるきっかけになる人もいます。
そのおかげで、わたしのように仕事にありつける人間もいるのですよね。