仕事の電話やコールセンターに問い合わせたときなど、電話を保留にされたときに聞く保留音が気になることはありませんか。
ほんの数秒の間電話を待たされるのであれば、気になることもないでしょうが、長い時間待たされるとなると延々と保留音を聞かなければならなくなりますよね。
職場や自宅の電話機の保留音もちょっと意識してみませんか。
保留音に多く使用されている曲
多くの方は電話機に最初から設定されている保留音を、そのまま使用されているのではないでしょうか。
保留音としてよく使われている曲もあって、なじみの保留音も多いですよね。
代表的なものでは「メヌエット」「カノン」「グリーンスリーブス」「ノクターン」「峠の我が家」など、クラシック曲や民謡といった、誰もが知っている曲が多く使われています。
曲のタイトルを見ただけでは、あまりピンとこないかもしれませんが、実際に聞けば「あ~聞いたことがある~」となると思いますよ。
これらの曲は原曲を聞く機会もよりも、保留音のメロディーで聞くことの方が多いかもしれませんね。
保留音に多く使用されている曲
普段は何気なく聞いている保留音ではありますが、電話で何かトラブルがあったり不快な思いをしたりすると、その保留音までちょっと嫌いになりませんか。
コールセンターなどに電話をして、長い間保留音を聞かされて待たされたあげくに、思ったような対応をしてもらえなかったときなどは、しばらくの間その保留音のメロディーが耳に残って嫌な気分になってしまいます。
嫌な記憶として残っている保留音のメロディーが、後日別の電話から流れてきたら、ちょっとテンションが下がってしまいそうですよね。
もし、職場の電話機の保留音を変えることが可能なら、ありきたりの曲は避けた方が賢明かもしれませんよね。
住友生命の保留音
わたしの父が亡くなり、手続きのために住友生命のコールセンターへ電話したときのことです。
ちょうどその頃は悲しみと忙しさから、精神的にも体力的にも参っていた時期でした。
内容確認のために一旦電話を保留されたのですが、そこで流れてきたのは「まあるいいのち」というメロディーでした。
電話口からCMで使われている歌のメロディーが、ゆったりと流れてきたのです。
そのメロディーを聞いた時、それまで張りつめていたわたしの気持ちが、「ふっ」とほぐれたのを記憶しています。
保留音にも意外な効果があるものだと、驚いた出来事でした。
役所の保留音
わたしの住んでいる地域の役所の保留音は、その土地に古くからある歌のメロディーです。
子供も知っている馴染みの音楽なので、役所らしくてちょっと楽しくなります。
よその地域の役所の保留音を聞く機会がないので、どんなメロディーが使用されているのかは分かりませんが、それぞれの地域の特色が表れているものがあれば聞いてみたいですよね。
おわりに
保留音をいろいろ意識するのもよいのですが、結局一番大切なのは電話の内容の質ですよね。
待たせる側としては、電話口の相手に長く保留音を聞かせることのないように迅速な対応が必要です。
待っている側も保留音を聞きながらゆったりと待つことができればよいのですが、それも電話の相手の対応次第ということになるかもしれませんね。