あまり社交的でないわたしは、昔から飲み会や社内のイベントが苦手でした。
転職のたびに新しい職場がそんな行事の少ないことを願っていたものです。
転職先の企業が行事の多いところだと、仕事をする以前にユウウツになってしまいますからね。
のらりくらりと社内行事をかわしてきた、わたしの社会人生活についてお伝えします。
多かった社内行事
わたしの若かったころはバブル期で世の中の景気も良く、社内のイベントは本当にたくさんありました。
飲み会はもちろんのこと、会社の記念イベントや、休日に行われる社員旅行、スポーツイベントへの参加は半ば強制的でした。
会社の記念イベントになると、客先の普段会ったことのない偉い方がたくさん集まるので、上司に叱られながら対応した苦い思い出があります。
スポーツイベントではソフトボールやバレーボール、何故か大縄跳び大会までありました。
わたしは、運動神経を持ち合わせていなかったのでスポーツイベントは散々でした。
でも、それ以上に上司のオジサマ達は、自分の思うように体が動かなかったので、幸いにもわたしの運動音痴が目立つことはありませんでした。
経験と思って割り切る
社員旅行も日帰りから数泊するものまで、たくさん参加させられました。
ただ、自分でも以外だったのが、知らない土地に行くということで気持ちがリフレッシュされるのです。
どんなに落ち込んでいても、職場のユウウツなメンバーとでも、新しい景色と食事には癒されたのです。
そうやって嫌々ながらでも参加することでコミュニケーション能力が欠けているわたしでも、心が鍛えられていきました。
そのおかげで、結婚後に待っていた厳しくも辛いPTA活動や子供会活動に耐えることができたのだと思います。
その当時の暗い思い出も、自分の糧になったのだと、自分を納得させて消化することにしています。
行事の多い会社
求人の項目の中に、年間の行事が書かれている企業があります。
そんなところは、社員間のコミュニケーションを重視している会社で、飲み会なども多いと思います。
また、HPなどにも過去に行った行事の写真が掲載されている企業もあります。
アピールするくらいなので、きっと盛んに行われているのでしょう。
大きな企業やグループ会社があるようなら、福利厚生の一環として必ず何かしらの行事が行われていると考えておきます。
その点、中小企業や家族経営のような小さな企業では、スポーツ大会など大人数の行事は行えませんので、リスクが少ないと思います。
ただ、どこの職場に行ってもお酒好きな人は多いので、飲み会はさけることが難しいのです。
普段は無口な人でも、「飲み会は好き」という人もいますしね。
はじめから宣言する
会社の行事に参加しないのなら、はじめからきっぱりと意思表示をしていた方がよいと思います。
行事のたびに、断るための言い訳を考えるのは大変ですし、言い訳される側にも「また言ってる」と思われてしまいますしね。
あっさり、「あの人は行事には参加しない人」のレッテルを貼ってもらった方が楽なのです。
わたしは以前の職場では、忘年会や歓送迎会などの主要な飲み会には仕方なく参加していましたが、「他の行事への参加はあてにしないでね」のオーラを出してがんばっていました。
とは言っても、参加しないことで社内での人間関係が崩れてしまっては大変なので、中々難しいところですよね。
その時間だけと思って我慢する
わたしは飲み会なら、2〜3時間なので、その間だけの我慢と思ってがんばっていました。
その時に、ズルズルと付き合わされるのは苦痛なので、会の初めに「1次会だけ」とか「〇時まで」と帰るタイミングを幹事の人や同僚に伝えておくようにしました。
わたしはお酒には強いのですが、飲むと体調を崩すのであえて飲まないようにしていました。
中途半端にお付き合いで飲むと、際限なくすすめられるのですよね。
わたしがお酒を飲まないということが、お酒飲みの人にとってはとても不満らしく、 何度説明しても「どうして飲まないの」と飲み会のたびに迫られるのです。
それでも根気よく言っていれば相手もあきらめてくれるようになります。
そして、わたしは以前の職場では、「2次会には行かない人」で認識されていました。
そうしておけば次第にあてにされなくなって、無理やり2次会に誘われることもなくなっていきましたよ。
おわりに
わたしの今の職場は人が少ないので、行事もほとんどなくて忘年会すらありません。
わたしにはもってこいの職場なのです。
仕事を探しているときに、求人にある項目から推測して自分の性格に合いそうだと思って応募したのです。
幸いにも採用していただき、予想通りの職場だったのでとてもありがたく思っています。
仕事の内容や給与など、何を重視するかにもよりますが、自分の性格に合う職場を見つけられるのが一番楽かもしれませんよね。