今では多くの企業や団体が取り入れている社員証や入館証ですが、毎日使う大切なものだからこそ、携帯するのを忘れたり紛失したりしないように十分な注意が必要ですよね。
時には社員証などの存在が邪魔になることもあって、持っていることを負担に思う人もいるのではないでしょうか。
そんな大切な社員証や入館証を携帯するときの注意点や、取り扱いのヒントについてお伝えします。
社員証や入館証の着用の仕方
社員証や入館証をネックストラップ付のケースに入れて首から下げている人が一番多いのではないでしょうか。
街なかのサラリーマンも、首に身分証のようなものを下げているのをよく見かけますよね。
首から下げておけば忘れることもないですし、訪問先でも目立つのでよいのかもしれませんが、仕事をしていると前の方でぶらぶらして邪魔になることがよくあります。
そんな時は、ケースにクリップが付いているタイプのものなら、ポケットや洋服にクリップで止めてしまうとよいですよ。
そうすれば、食後に歯みがきをするときに、社員証が邪魔になって背中の方へ回したまま元に戻すのを忘れてしまったなどという失敗を防ぐことができます。
実際に、その格好のままで社内を歩き回って、ずいぶん時間が経ったあとになって、教えてもらったなんてこともありますから。
カードケースの点検
社員証などを入れているケースの入り口がゆるんでいて、カードケースから抜け落ちたり、カードケースとネックストラップがちぎれてしまったりすると、社員証を紛失してしまう危険があります。
外出先でそんなことになると、どこで落としてしまったのか探すのが大変です。
わたしの以前の職場でよく耳にしたのが、ケースの口がゆるんでいたためにトイレの中に社員証が水没してしまったという失敗です。
拾って洗ったから大丈夫(?)だったようですが、もしそのまま流されてしまっていたら、下水管のどこかで顔写真付きの社員証が引っかかっていたかもしれないと想像したら、ちょっとゾッとしますよね。
日頃からカードケースが古くなって割れそうになっていないか、ストラップや留め具がちぎれそうになっていないか点検して、不安なら総務で取り換えてもらうようにするとよいですよ。
紛失してしまったら
もしも紛失してしまったら、まずはとにかく捜してみましょう。
社内で落としてしまったのであれば、誰かが見つけてくれる可能性が高いですし、叱られるだけですむかもしれません。
でも、外出先で紛失してしまったら一大事です。
立ち寄った先を探してみて、それでもなければ警察に届け出ることも考えた方がよいかもしれませんよ。
もし、紛失したのが客先へ出入りするための入館証だったら、会社の信用問題となります。
紛失したことがわかったら、すぐに客先と自分の会社に連絡を入れて、今後の対応の指示を仰ぎましょう。
始末書を書いて済むのならよいですが、最悪の場合取引停止なんてことになる可能性もありますので、社員証以上に取り扱いには注意が必要です。
客先の入館証などを持っているときは特に注意して、専用のポケットに入れるなどして、寄り道はしないで最短コースで帰るのが一番です。
おわりに
社内への入館や、社内の機器を使用したり食堂などで使用したりと便利な社員証ですが、便利過ぎるために忘れたときに何もできなくなるという不便さもありますよね。
忘れなければよいのですが、人間なので忘れてしまうこともありますよね。
ただ、紛失してしまうと後の手続きや処理がとても大変なことになりますので、なくさない努力だけは精一杯した方がよいかもしれませんね。