仕事を探す方法はいろいろありますが、ここではハローワークを活用して事務職の求人を探す方法についてご説明します。
事務職の求人は決して多くはありませんが、少ないなりにもコンスタントに募集はあります。
少ないチャンスを逃さず、つかみ取れるようにがんばってくださいね。
企業もハローワークを利用しています
企業がハローワークへ求人を公開するのは無料です。
求人雑誌や、求人広告に自社の求人を掲載するには、相当の広告費がかかってしまいます。
最近では求人掲載が無料と謳っている求人サイトもありますが、全く費用が掛からないというわけではないようです。
ハローワークには大手の企業も求人広告を掲載する場合がありますが、求人広告料にあまり経費をかけられない中小企業等が多く利用しています。
ハローワークの掲載期間はどれくらいなのでしょう
ハローワークに掲載されている各企業の求人には有効期限があって、掲載開始の翌々月末までとなっています。
しかしその間に採用者が決まらなければ、さらに引き続き掲載することは可能です。
毎日求人を確認していて数か月もしてくると、「この企業ずっと載っているな」と気づくことがあります。
なかなか採用者が決まらない企業が、ブラック企業というわけではありませんが、よく目にする企業は確かに存在します。
ハローワークの求人情報は土日祝を除いて毎日更新されていますので、常に内容を確認するようにしておきましょう。
新着の求人は月初めが多いのです
求人の掲載に有効期限があることはお話しましたが、その有効期限にはルールがあり、掲載日がその月の何日であっても、有効期限は翌々月の末日となります。
そのため4月1日に掲載した場合、有効期限は翌々月の6月30日、4月30日に掲載しても有効期限は6月30日となります。
このように少しでも長い期間掲載されるように、月初めに求人掲載の申込をするケースが多いのです。
さらに、月末に有効期限の切れた求人の掲載を企業が延長する場合には、翌月の初めに再度新しい求人として表示されますので、月初めには新着の求人が多く掲載されることになります。
事務職の求人を探しましょう
ハローワークの求人は直接ハローワークに行って備え付けのパソコンから求人を検索する方法と、インターネットサービスを利用して求人を検索する方法があります。
ハローワークインターネットサービスはこちらからご覧になれます。
どちらの場合も求人の中から事務職の仕事を探すには、検索画面から希望する職種で「事務的職業」を選択します。
「会計事務」や「事務機器の操作」といったように、具体的に自分のやりたい仕事の内容が決まっている場合は、職業分類も指定します。
その状態で検索を実行すれば検索結果が表示されますが、事務職の求人件数はそれほど多くありませんので、表示された企業の数が多すぎて全部見るのが大変というほどではないと思います。
表示された求人の中から、さらに自分の条件(賃金や時間、休日等)に近いものを探します。
また、ハローワークを利用するには求職申込をして登録する必要があります。
詳しくお知りになりたい方はこちらをご覧になってくださいね。
ハローワークインターネットサービスは登録をしなくても見ることができますが、登録者にのみ情報を開示している企業もありますので、できるなら登録しておくとよいかと思います。
求人票を印刷しましょう
応募したい求人や、詳しく内容を知りたい求人があれば求人票を印刷します。
ハローワークのパソコンから検索した場合は、印刷ボタンを押すとパソコンに接続されているプリンターから求人票が印刷されます。
ハローワーク以外の場所で検察した場合、プリンターがあれば印刷画面表示をして印刷をします。
印刷することができない環境に居る場合には、求人情報詳細の一番上の欄にある13桁の求人番号を書き留めておきます。
次にハローワークへ行ったときに、相談窓口で相談員に求人番号を伝えれば求人票を印刷してくれますよ。
ハローワークインターネットサービスの求人からもある程度の情報は分かりますが、ハローワークで出力する求人票の方がより詳しく分かりますので、良いと思う求人があれば、なるべく早くハローワークへ行って相談して下さい。
もしも時間が取れなくて、とりあえず詳しい内容だけ知りたいような場合には、ハローワークに電話をして求人番号を伝えれば内容を教えてもらうこともできますので求人番号を控えておきましょう。
日頃から準備をしておきましょう
好条件の求人を見つけたら、とにかくすぐに応募しましょう。
応募するにはハローワークの相談窓口で、応募したい企業に連絡を取ってもらってから紹介状を発行してもらいます。
人気の高い求人は早ければ数日で応募が締め切られてしまいます。
一番乗りする必要はありませんが、せっかく見つけた求人があなたが応募する前に締め切られてしまう事の無いように行動したいですよね。
企業側としてもある程度の人数が集まれば、必要以上に人を集めることはしませんし、特に急いで採用したい場合などには早めに締め切られてしまうようです。
また、履歴書などの応募書類を郵送するケースもありますので、事前に準備できるものは揃えておきましょう。
送付状やクリアファイルなどは忘れがちですので、送付状のテンプレートを作成したり、クリアファイルを購入したりして準備しておくと良いかもしれません。
書類の送付方法についてはこちらでご説明していますので参考にしてみてくださいね。
ハローワークで紹介状をもらったら、その日か遅くとも翌日には発送しておきましょう。
おわりに
良い情報をたくさん仕入れて、なるべく速く行動に移すことが、有利に就職活動を進める秘訣です。
ただ、焦るあまり不十分な履歴書や職務経歴書を送ってしまったのでは意味がありませんので、日頃から出来るだけ準備をしてチャンスに備えておきましょう。