卒業証書の筒を使って棒針用のケースを作ったのですが、かぎ針は小さいので収納するには使い勝手が悪そうです。
そこで、かぎ針専用に小さなケースを作りたいと思いました。
一から作るのは大変なので、何か利用できそうなものがないかと考えていたところ、一番に思いついたのが明治のマーブルチョコレートでした。
ネットでサイズを調べてみたら、ちょうど良さそうです。
数十年ぶりに家族3人分マーブルチョコレートを買って、みんなで食べました。
マーブルチョコレートがシンデレラフィット
マーブルチョコレートの箱の長さは14cm、わたしの持っているかぎ針の長さが13cmです。
ためしに入れてみると卒業証書の筒のときと同じようにかぎ針の頭が少しだけ出るので、取り出しやすそうです。
もちろんフタもちゃんと閉まります。
俗に言うシンデレラフィットということでしょうか。
準備したもの
今回準備したのは、カットクロスと厚めの紙(絵手紙用のはがき)、木工用ボンドとキルト芯です。
マーブルチョコレートの箱には、カラフルなチョコの絵が描いてあるので、布を貼ったときに透けて見えないように、濃いめの色で柄の細かいカットクロスを選びました。
布の下準備をします。
本体とフタのサイズを測って、側面のつなぎ目と頭と底ののりしろを5mmから1cmくらいとって布を切り取ります。(目分量)
つなぎ目部分ののりしろを折ってアイロンをかけておきます。
頭と底
卒業証書の筒でケースを作ったときと同じなのですが、頭と底にへこみが少しあるので、キルト芯を入れて厚みを出そうと思います。
頭と底の丸い部分は少し厚めの紙で型を作ります。
キルト芯を同じ大きさに切り取ります。
縫い代を1cmくらいとって布を丸く切り取ります。
縫い代の真ん中をなみ縫いして、キルト芯を置いて厚めの紙を置いたら糸を引っ張って丸くします。
前回の卒業証書の筒の時よりはサイズが小さいので、縫い目を細かくしました。
本体に貼り付ける
木工用ボンドを少し薄めて本体に貼り付けます。
底側は切れ目を入れてのりしろを始末します。
ちょっと細かくて貼りにくかったので、底の部分は木工用ボンドを薄めずに原液のまま使用しました。
最後に底を貼りつけます。
本体とフタの接する部分はのりしろを付けずに切りっぱなしで貼りつけました。
本体が小さいので長さも短くて、布もほつれにくかったので、端の始末をしなくても大丈夫そうです。
飾り用にリボンを貼ろうかと思いましたが、シンプルに飾りなしにしました。
作ってみた感想
前回と今回、2種類作ってみた感想なのですが、カルトナージュの布には、切り口がほつれにくい布を選ぶと作業が楽そうです。
また、貼り付ける時にはボンドの水分で布が伸びるので、伸縮性の高い布だと難しいかもしれないと思いました。
以前デコパージュ石けんを作ったのですが、デコパージュとカルトナージュには共通点も多かったです。
わたしは初心者なので、まだまだよく分かっていませんが、どちらにも感じたのは、柄や色選びとその組み合わせ方などにセンスが必要で、センスのないわたしには、それがとても難しかったことです。
おわりに
マーブルチョコレートの空き箱は14cmなので、ペンケースにするにはぎりぎり足りないのですが、かぎ針を収納するにはジャストサイズです。
正にシンデレラフィットだったのです。
出来上がりが小さくてかわいかったし、まだ2つ空き箱が残っているので、何か別の物が作れないか、ただいま考え中です。