仕事に限らず、あいさつをすることは人とコミュニケーションを取るときの第一歩です。
でも、簡単なようで難しいのですよね。わたしは苦手です。
特に朝のあいさつは、一日のはじまりなので失敗したくないですよね。
あいさつの順番やあいさつのことばなど、気を付けておきたいことはたくさんあるのです。
あいさつが苦手
わたしは、声が小さい上に低いので声の通りが悪く、あいさつしても相手に気付いてもらえないことが多いです。
自分の中では大きな声を出しているつもりでも、相手には聞こえていないようなのですよね。
何度か言い直しても結局気づいてもらえないこともあるので、最悪の場合は愛想のない人と思われてしまいます。
そんな訳で、こんな年齢に(もうすぐ60歳)なっても、仕事でも私生活でもあいさつするのがとても苦手です。
それでも社会と関わっていくには、あいさつは不可欠です。
わたしのあいさつの乗り切り方は、「できるだけ相手の近くまで行って、絶対に聞こえる距離であいさつする」、「相手がこちらに気付いた瞬間を逃さずにあいさつする」、「まわりが静かになったその一瞬にあいさつする」などです。
何とも情けないですね。
道の反対側から元気に大きな声であいさつができる人は、わたしからすると本当にすごいと思うのです。
朝のあいさつの順番
朝の職場ではあいさつをする順番が気になりませんか。
職場のドアを開けて、「おはようございます」とあいさつをしたときに、部屋の中にいる人が一斉にあいさつを返してくれたとしたら、何も問題はないですよね。
でも、中々そんなにうまくはいきません。
とりあえず、入り口に近い人からあいさつをして、あとは上司の中で役職の高い人から順番にあいさつしていくというのが、きっと理想的なのでしょうね。
とは言っても、上司にあいさつに行く途中に他の人がいればあいさつしないわけにはいきませんし、みんなの席の間を行ったり来たりしながらあいさつしてまわるのも不自然ですよね。
わたしのこれまでの経験で言えば、上司へのあいさつは優先しながらも、顔を合わせた人から順番にあいさつをするというのが、自然な流れでしょうかね。
でも、職場によっては謎の決まり事があって、あいさつの順番が決まっていることもあるので、そんな時はルールに従っておくのが無難です。
あいさつに添えることば
朝のあいさつは「おはようございます」ですが、前日にイベントや飲み会などがあったときなどは「昨日はお疲れさまでした」とか「昨日はありがとうございました」などと付け加えておくと、前日の話でまた盛り上がれますよね。(良いか悪いかは別にして)
有給休暇などで、休んだあとに出勤したときには、「休暇をいただきありがとうございました」とか「休暇中ご迷惑をおかけしました」などのことばを添えると感じがよいですよ。
また、同僚が急な体調不良などでお休みしたときに、自分にその人の仕事のしわ寄せがくることがあります。
でも、その人が元気になって出勤したときには、「元気になられましたか」とか「あまりご無理のないように」など、体調を気遣ってあげられる余裕があるといいですよね。
「ご安全に」というあいさつ
わたしが新卒で採用された会社は製造業でした。
工場の中に事務所があったので、現場で働く人が事務所に用事で来たり、構内で現場の人とすれ違ったりすることも多かったです。
そんな時に交わすあいさつが「ご安全に」ということばでした。
製造業や建設業でよく使われているあいさつです。
現場での仕事は常に危険が伴いますので、「今日も一日事故なく安全に」という想いがこもっているのです。
現場の人たちは安全に仕事をするために気を引き締める意味で「ご安全に」と、事務所で働くわたしたちはどうかお怪我のないようにと、安全を願う気持ちで「ご安全に」というあいさつをしていました。
今でも、よいあいさつのことばだったと思っています。
おわりに
コミュニケーション能力不足気味のわたしにとって、朝のあいさつはちょっとしたイベントです。
ごみ出しに行って近所の人に合ったときや、職場で後ろを向いている人の傍を通らなければいけないときに、何だかあいさつのタイミングが悪くなってしまって、ため息が出るなんてこともしばしばです。
「おはようございます」は言い慣れた言葉ですし、「あいさつくらい簡単でしょう」と思われる人も多いかもしれませんが、わたしにとっては結構ストレスを生む言葉なのですよね。