女性社員の事務服といえば、多くの場合ベストにスカートですよね。
事務服は支給されるのですが、中に着る服やくつなどは自分で準備しなければいけません。
そうなると、事務服との組み合わせ方に悩みませんか。
赤いシャツを着てお局様から注意されないように気を付けましょう。
ストッキングやソックス
わたしが新卒で入社した40年以上も前の時代は、大人の女性はストッキングをはくのが常識という時代でした。
事務服にももちろんストッキングをはかなければいけませんでした。
社会人になりたての頃は、ストッキングをはきなれていないので、しめつけられて窮屈だし、夏は蒸れるので苦手でした。
でも、ストッキングは足をきれいに見せることができます。
それは良いのですが、よく伝線するのでたくさんストックしていましたね。
がんばってちょっとお値段の高いストッキングにしたのに、棚の角にぶつかってすぐに伝線させてしまってがっかりすることもありました。
その後、専業主婦の期間を経て社会復帰した30代前半の頃には、事務服には黒のソックスをはくのが主流になっていました。
今は何が主流なのかよくわかりませんが、ソックスの頃は楽でよかったですね。
冬の寒い時期には、厚手の黒タイツを履いていたこともあります。
事務服の足元
ストッキングをはくかソックスをはくかによって、くつも変わってくるとは思いますが、事務服には黒系のパンプスを合わせるのが無難ですよね。
とは言っても、職場の環境によって、はきものは大きく左右されると思います。
来客が多く客先への訪問も多いのなら、ストッキングにパンプスは絶対ですよね。
逆に社外の人とほとんど接することがなく、一日中事務所にこもって仕事をしているのなら、自分が楽なはきものでも問題なさそうですね。
また、製造業の事務で、事務所が工場内にあるのなら、安全を第一に考えてヒールの高いくつは避けた方がよいですよね。
足元はその職場の環境やルールに沿うのが大切だと思います。
事務服の中に着るもの
事務服の中に着るもので一番無難なのは襟付きの白いブラウスやシャツですよね。
仕事着用に数枚持っておけば、毎日悩まなくてよいので楽ですよ。
素材も洗濯機で洗えてしわになりにくく、出来ればアイロンがけの必要がないものがいいですよね。
ただ、中の服まで着替えるのが面倒な時は、通勤着をそのまま仕事着にして上にベストを着るだけにすれば楽ですよね。
でも、組み合わせに悩みませんか。
柄物や色の派手なものに事務服のベストだと違和感がありますし、襟のない服ならだらしない印象を与えてしまいます。
ちょっと今日の服は事務服に合わないなという日のために、予備のブラウスかシャツを一枚ロッカーに入れておくと安心ですよ。
わたしが事務服のある職場に勤めていた時には、常に予備の制服とブラウスの一式をロッカーの中に入れていました。
制服を洗濯するために家に持って帰ったのはいいけれど、持って行くのを忘れては大変なので、必ず仕事場に事務服がある状態にしていたのです。
ブラウスのそで口
ブラウスやシャツは色やデザインが気になるところですが、仕事によってはそで口も気になるのです。
お茶出しが多かったり、手が汚れてしまう仕事だったりすると、頻繁に水を使うことになります。
その時にそで口が簡単にまくり上げることができるのならよいのですが、ブラウスなど薄手で伸縮性のない生地だと面倒なのですよね。
めくってもすぐにズレ落ちてくるし、汚れてしまわないか気を使ってしまいます。
その点では、そで口がゴム加工のポロシャツやカットソーなど伸縮性のある生地ならさっとまくり上げることができるのでストレスがありません。
ただ、仕事上どうしてもブラウスでなければいけない場合もあると思います。
そんな時は、アームバンドで留める方法もあります。
アームバンドは100円ショップにもありますし、シュシュのように自分で簡単に作ることもできるので、小さなおしゃれを楽しむこともできますよね。
事務服の上にはおるもの
冬場には制服のベストだけでは寒いので、上着を着ているひとが多いですよね。
事務所の中は暖房がきいていても、自分の席はちょっと寒いなんてことや、夏場でも、冷房が効きすぎて冷えることもありますよね。
上着を一枚事務所に置いておくと重宝します。
仕事で着る上着は、脱ぎ着が簡単に出来て、洗濯も気楽に出来る素材のものがよいですよ。
色は黒や紺が無難ですが、グレーなどカラフルな色でなければ問題ないかと思います。
それでも、わたしは今までにいろんな色の上着を着ている人を目にしましたよ。
その職場で許されるのなら、色物の上着でも大丈夫でしょうが、なるべくなら黒や紺の目立たない色にして、誰にも文句を言われないようにしておいた方が安心です。
おわりに
事務服がある職場だと毎日の洋服選びを悩まなくてすむので助かります。
とは言っても、中に着る服やくつが自由ならやっぱり悩んでしまいますよね。
良いのか悪いのかわかりませんが、目立たず集団に紛れてしまうくらいの個性のない恰好が、事務職をしている女性社員には無難なのかもしれませんね。