小学生のころ給食の配膳や生き物のお世話など、当番が決まっていませんでしたか。
学校生活では、多くの人が当番を経験しているのではないでしょうか。
それ以外にも、いろいろな場面で当番というものに遭遇することがありますよね。
会社勤めをするようになって、大人の集まりの中でも、当番制はあるのですよね。
社会人がする当番
職場の当番で多いのは、やはり掃除当番ですよね。
事務所の掃除から給湯室や更衣室、トイレの掃除まで当番が決められているところは多いですよね。
職場で使用している加湿器の水の入れ替えや、給湯室のタオルの交換など、定期的に行わなければいけないことは、当番制になっていることがあります。
他には、お昼のお茶の準備や洗い物などもありますよね。
以前勤めていた会社の話ですが、当番制で毎朝ドリップコーヒーを作っている職場がありました。
当番の人によって、コーヒーの苦さが日々違っていたそうです。
毎日変化があって楽しいのか、一定していなくて悪いのか、どっちだったのでしょうね。
当番の仕事は雑用のようなものが多いのですが、朝礼でスピーチをしたり、社訓を朗読したりする人が、当番で決められている職場もあります。
やりたくない当番
雑用のような当番だと誰もやりたくないので、当番が決められていてもみんな気が進まないものです。
トイレ掃除などは、特に敬遠されますよね。
わたしは掃除当番についてはそんなに苦になりませんでしたが、朝礼のスピーチはちょっと苦手でした。
そもそも人前で話をするのが苦手でしたし、毎日顔を合わせている人の前でかしこまって話すことは、違った意味での緊張感がありますから。
他にも、忘年会などの幹事もあまりやりたくない当番でしたね。
当番が出来ない時
当番の日に限ってお休みをもらっていたり、仕事が忙しくて時間が取れなかったりして、当番が出来ないことがあります。
自分が当番をすることが出来ないとなると、誰かが自分に代わって当番をすることになりますよね。
でも、代わりにやってくれる人が、前もって知らされていた場合と、知らされていなかった場合では印象が違うと思いませんか。
当番が出来ないと分かっている時には、事前に他の人にお願いをしておくのが、自分にとっても相手にとっても良いと思います。
朝礼のスピーチの当番などが、当日急に自分に回ってきたら焦ってしまいますからね。
また、自分の当番を他の人にやってもらったら、お礼の言葉だけで済ませないで、後日その人の当番と交代するようにした方が気持ちがよいと思います。
当番を守らない人や、やり過ぎる人
決められていることなのに、守らない人っていますよね。
掃除当番なのに、やっていないと周りに不快な思いをさせてしまいます。
また、一応当番はしたようでも、本当に掃除をしたのかというような人もいますよね。
それとは逆に、必要以上に掃除をする人もいます。
そんなところまで掃除しなくてもいいのにとか、時間をかけ過ぎるとか、他の人のやり方と違っていると、目立ってしまいます。
良かれと思ってやっていることでも、やりすぎるとかえって反感を買うことになりますので、注意したいですよね。
当番は必要なの?
気付いた人がやるような仕事は、誰かがやるだろうと思われてしまって、いつまでも放置されることが多いですよね。
その結果、誰もやる人がいないために、当番制になってしまうことになるのです。
当番制にせずに、誰か担当者を決めて掃除やゴミ捨てをしてもよいのかもしれません。
ただ、それだと担当者にされてしまった人に、不満がたまってしまうこともあるので難しいのですよね。
自治会の当番
仕事をしていると、自治会の当番は難しいこともあります。
わたしの住んでいる地区は、わたしを含め近所の8割が高齢者の世帯です。
地区では、ごみ置き場の掃除や班長が当番制になっています。
でも、わたしは仕事をしているので、夕方や土日などの休みの日にしか、当番の仕事ができません。
そのことで、近所の方から苦情を言われることはありませんし、逆に労ってもらえるくらいなので助かっています。
他の人と同じように出来なくても、自分の出来る範囲でやっていれば、そんなに苦情は出ないのかなと思っています。
おわりに
考え方や立場が違うと、当番一つでもいろいろな対応になりますね。
みんなで決めたルールなら、守った方が良いと思いますし、不満があれば話し合いで解決をすることもできると思います。
当番があるのも、結局はみんなが気持ちよく過ごすためなのですよね。