事務所には来客時のお茶出しや社員用に、流し台やコンロが設置されています。
そのちょっとしたスペースのことを給湯室や湯沸室と呼びますが、パントリーと呼ぶ職場もありますね。
わたしはいろいろな職場を経験しましたが、給湯室はどこも同じような広さで同じような作りでした。
オフィスの給湯室
給湯室の多くは、2〜3人が入ればいっぱいになるくらいのスペースしかないところが多いと思います。
狭いので、譲り合いの精神が必要になりますよね。
そして、女性が給湯室にいると、男性社員が給湯室に用事があっても、とても入りにくそうなのですね。
中には全く平気な人もいますけれど。
給湯室には冷蔵庫も置いてあると思いますが、多くの人が使うせいか、持ち主の分からないものも入っています。
職場の冷蔵庫の中にずっと入れられていたせいで、本来の形から変化した状態のものが奥の方から出てきたなんて恐怖体験はありませんか。
時々整理しないと、大変なことになってしまうのですよね。
集中する時間帯
お昼休みの時間帯の給湯室は特に渋滞しますよね。
お昼ごはんの準備の段階から混雑しますし、食べ終わればまた狭い給湯室が人でいっぱいになります。
転職したばかりの頃だと様子がわからないので、洗い物をしたくても、人が多いと遠慮してしまいますよね。
でも、遠慮ばかりしていると昼休憩が終わる間際にあわてて洗うことになってしまいます。
しばらくその職場にいると、誰がどの時間帯に給湯室を利用するか、何となく分かってきます。
空いている時間帯が分かれば、そのうちスムーズに利用できるようになりますよ。
給湯室での歯磨きは禁止
給湯室で歯磨きをする人がいます。
まわりの人にとっては、あまり気持ちの良いものではありませんよね。
わたしの経験ですが、どこの職場に行っても、必ず一人や二人は給湯室で歯磨きをする人がいました。
トイレで歯磨きをすることの方が不衛生だと考える人にとっては、給湯室での歯磨きは正しいことなのかもしれませんね。
でも、考え方や感じ方は人それぞれなので、自分が平気なことでも他人は不快に感じることもあるのですよね。
給湯室での歯磨きに嫌悪感を抱く人が多い職場であれば、トイレで歯磨きをした方がよいかもしれませんよ。
わたしも、歯磨きはトイレでします。
給湯室の掃除
給湯室はたくさんの人が使用しますし、男性ももちろん使います。
一つの給湯室をいろいろな部署の人が共有で使うこともあります。
清掃業者が掃除してくれるのであれば何も問題はないでしょうが、自分たちで掃除している職場が多いのではないでしょうか。
わたしの経験した職場では、清掃業者が担当するのは廊下までで、給湯室には入らないというところが多かったですね。
そんな訳で自分たちで掃除する場合に、掃除当番のある職場では、それなりにきれいに保てていました。
でも、当番がなくて気が付いた人が掃除すればいいといった職場もありました。
そうなると結局誰も掃除しないので汚れてしまいますし、そもそも無頓着な人が多いので当番自体がないのですよね。
ということで、汚れが気になる人間が掃除することになるのです。(わたしです)
そんな職場で働いていた時は、自分だけ掃除させられて損だと思うのではなくて、おせっかいが勝手に掃除しているという気持ちでやっていましたね。
女性社員の社交場
給湯室は狭いので、お互い接近して小声で話し込むことになります。
同僚から悩み事など打ち明けられてしまうと、ついつい長話になって職場に戻れなくなることもあるのですよね。
また、「ここだけの話よ」がよく聞ける場所でもあります。
先輩からお説教されて、新人が泣いている場面も見られます。
給湯室とトイレはうわさ好きの人にとっては、情報収集の大切の場所なのです。
長居をすると余計なトラブルに巻き込まれてしまうこともあるので、早々に引き上げるのが賢明です。
フロアによって給湯室にも個性が出る
ビルの中だとフロアの作りは同じなので、各フロアの給湯室も大体同じ位置にあって、広さも同じですよね。
わたしは仕事で別のフロアに行ったときに、たまたま目にした給湯室が自分のフロアの給湯室と全く違う雰囲気だと思うことがよくありました。
きちんと片付いている給湯室もあれば、私物などの物であふれかえっている給湯室もあります。
給湯室の状態がそのフロアの女性の評価につながってしまいかねないので、ちょっと注意が必要なのですよね。
フロアによって男女の比率も違いますし、仕事の内容によっては給湯室の使い方も違うので、給湯室の状態だけでそのフロアの女性を判断するのは正しくないとは思います。
ただ、同じスペースを使っていても、全く違う印象になるのは興味深いのですよね。
おわりに
職場の給湯室は、自宅のキッチンと同じように清潔に保たれるのが望ましいですよね。
多くの人が使う場所だからこそ、気持ちのよい空間になるようにみんなで心がけたいものですね。