同じ職場の上司や同僚に、個人の連絡先を伝えている人は多いと思います。
そして自分も仕事の都合上、職場の人の連絡先を知っていることもありますよね。
でも、退職が決まったら、職場で知り得た連絡先をどうすればいいか悩みませんか。
連絡先を消して心機一転
仕事を辞めれば、それまで毎日顔を合わせていた人とも全く会うことはなくなります。
すぐに転職先が決まれば、次の職場でがんばるだけですし、別の仕事をさがすにも前を向いていくだけです。
そのためにも、それまでのことは一掃してしまいたいと思いませんか。
スマホの連絡先を開くたびに、前の職場の人の名前が出てきたら、気持ちが後戻りしてしまいますからね。
思い切って、連絡先を消去してしまえばスッキリしますよね。
残しておいた方がいい場合
心機一転するためにも、必要のない人の連絡先は消してしまえばよいと思います。
でも、お世話になった相手や、今後もお付き合いが続くような相手の連絡先は残しておきたいですよね。
会社の電話番号なら、残しておいても特に問題はないでしょうが、個人の連絡先についてはひと言本人に断りを入れておくと安心ですよ。
辞めるあいさつに行った時にでも、「今後も連絡させていただいてもよいですか。」と伝えておけば、相手もこちらの連絡先を残しておいてくれるでしょうしね。
また、担当していた仕事に対する質問や総務関連で電話がかかってくる可能性もあります。
しばらくは、必要な連絡先だけ残しておいて、問題なさそうだなと思った頃に消去してしまえばよいと思います。
連絡先を聞かれたら
退職が決まった時に、それまで個人の連絡先を伝えていなかった人に、教えてほしいと言われることもあります。
わたしは職場の人には、個人の連絡先を教えたくない方なので、仕方がない場合を除いては電話番号を伝えていません。
そんな状態なので、辞めることが決まると「連絡先教えて」と言われることがあります。
また、退職する人から聞かれることもあります。
でも、人間関係が希薄なわたしの場合、縁が切れる相手に対して、わざわざつながりを残す気にはなれないのです。
それで、申し訳ないと思いながら、いつも何となくかわして個人の連絡先は教えないようにしています。
相手もそこまで熱心にわたしとの交流を求めているわけでもないでしょうし、連絡先を聞いてくるのもただの社交辞令なのかもしれません。
それまで、お互いの連絡先を知らなくても困らなかったわけですから、辞めた後に必要になるとも思えませんしね。
もう会えなくなるということで、一時的に感傷に浸っているだけだと思うので、ほどほどにやり過ごすようにしています。
消しても連絡の手段はある
前の職場の連絡先を全て消してしまうと、何かあった時に困るのではないかと少し心配になりますよね。
でも、会社の代表番号を調べて電話すれば連絡が取れますから大丈夫だと思います。
また、会社を辞めて心機一転と思い、スマホの番号を新しくしたなら、会社側から用事があった時に連絡が取れないことになります。
とは言え、自分の住所や自宅の電話番号など何かしらの情報が会社側には残っているでしょうから、連絡の手段が全くない訳ではありません。
前の会社がどうしても自分に連絡を取りたいことがあるのなら、郵便という手段もありますからね。
それに、職場の人が自分の担当していた仕事で何か質問や困ったことがあった時には、連絡が取れにくい方がいいかもしれませんよ。
わたしの転職後のことですが、前の職場から仕事の質問の電話が何度もかかってきたことがありました。
でも、電話だけでは伝えきれないこともあるのですよね。
引継ぎはちゃんとしているわけですから、後のことは自分たちで解決方法を考えてもらった方がよいと思うのです。
退職後に連絡しなくてもよい状態にしておく
会社を辞めたあとに、前の職場に連絡しなければいけなくなったり、逆に電話がかかってきたりすることは結構あります。
もう前の会社とは関わりたくないと思う状態なら、辞める前に出来るだけのことはやっておくとよいですよ。
会社へ返却しなければいけない物を返し忘れたとか、私物を持って帰るのを忘れてしまったというようなことなら、辞める前に気を付けておけば防ぐことができますから。
会社側から受け取る書類もありますので、直接もらうのか、郵送してもらえるのかなども確認しておくと安心です。
事前に必要なことを調べておいて、いつまでに何をどうすればいいのかスケジュールを立てておけば、うっかり忘れてしまうこともありませんよ。
また、返却物についてはリストを作って返却忘れがないようにして、返却方法も会社側に確認しておくとトラブルがありません。
仕事の内容についても、マニュアルを作成して、もれのないように引き継ぎしておくようにします。
おわりに
何度も転職しているわたし自身の場合ですが、前の職場で知り得た連絡先は一年くらいそのままにして、何もなければ全て消しています。
人付き合いの悪いわたしには、それで十分ですし、いいのか悪いのかこれまで困ったことはありません。