面接の際にあまり聞かれたくない質問をされると答えに戸惑ってしましますよね。
面接官も悪気があるわけではありません。
けれど「小さなお子さんがいらっしゃいますが、働けますか」とか「転職の回数が多いのはなぜですか」とか会社側としても聞いておく必要があるから質問をしてくるのです。
自分にとってちょっと不利かなと思う条件を会社側に質問されたら、逆に有利に導いてしまうような答えを準備しておきましょう。
女性にはどんな不利な点があるのでしょう。
女性が転職や再就職を望んでいても男性と同じ条件で働くことは中々難しいことですよね。
自分の置かれている環境や経歴が就職に不利になると思って、自分に自信が持てないでいる場合が多いのではないでしょうか。
家庭を持っていると子育ての問題があります。
また、専業主婦から社会に復帰したいと思っているなら、その間のブランクが問題になります。
家庭の事情のために一つの職場で長く働くことが出来ずに、転職している回数が多い場合もあります。
資格や経験があまりない場合もあります。
年を重ねると親の介護の問題も出てきますし、自分の年齢がネックになってしまいます。
女性が働くには多くの障害があるのです。
不利な点を有利に変えてしまいましょう。
自分では不利な点であると思っていることも、面接時には有利に利用してしまいましょう。
小さい子供がいるのであれば将来的に教育費等がたくさんかかるので、これからしっかり長く働きたいと現実的な金銭面で訴えてみます。
採用する企業にとってはすぐに辞めてしまう人では困るので、長く働いてもらえるのなら歓迎だと考えるでしょう。
今まで転職が多いために長続きしない人間だと思われてしまわないかと心配な場合は、たくさんの職場で仕事をしているので知識と経験が豊富であることをアピールしていきましょう。
転職した理由が家庭や会社の都合であれば、そこはしっかり伝えておきましょう。
間違っても前の会社の悪口や不満を言うことは避けましょう。
中高年の方であれば、子供は既に自立しているのでどんどん働くことができ、これまでの人生経験を仕事に活かすことが出来ると売り込みます。
また、年齢を重ねているので、落ち着いた対応や職場内での人間関係も円滑にできることをアピールします。
ブランクがあることや事務経験が無いことが不利だと思っているのであれば、現在独学で勉強していると向上心があることをアピールします。(本当に勉強していればの話ですが)
資格取得のために試験を受ける予定があるのなら、そのことを伝えます。(履歴書にも記入します)
このように、欠点と思われることまでも、自分のアピールポイントに変えて貪欲に面接に向かいましょう。
勤務体系や勤務時間はチェックしておきましょう。
仕事をする上で、休日は土日祝日がよいのか、一日の勤務時間は何時間なら大丈夫なのか、残業はできるのかをしっかりと考えて周りともよく相談しておきましょう。
求人票で確認していても、面接の時に求人票にない条件を会社側から提案され、それに対応できるか聞かれることもあります。
自分が働くための条件をしっかり決めておかないと、面接時に急に聞かれてもうまく答えられなくなってしまいます。
自分の生活プランはしっかり立てておきましょう。
そうすればどんな質問をされても、スムーズに答えられると思いますよ。
家族や周りの人とよく話し合っておきましょう。
女性の場合、何歳になっても家庭の事情が仕事の障害になってしまうのは残念なことです。
特に小さな子供さんがいる方は、面倒を見てくれる人がいないと大変ですよね。
働き始める前に、身内や友人の間で子供の普段の送り迎えや、病気になった時の対処法をしっかり話し合っておくことが大切です。
そうすれば、面接時に質問されても会社側に堂々と伝えることができますし、採用する側にとっても不安材料を取り除くことができるでしょう。
小さな子供に限らず自分にとっての弱点を、どんな風に解決するのかをしっかりと決めておくことが出来れば、決して不利な条件にはならないと思います。
おわりに
多くの女性の場合、働くことは自分だけの都合で決められるものではありません。
仮に独身であったとしても、親兄弟の介護や面倒を見なければならない場合だってあります。
それでも社会で働き続けたいと思っているみなさんが、よりよい働き方で活躍することができるように願っています。