会社の中にあるトイレは、専門の業者が掃除してくれる場合が多いです。
そんなところに勤めていた人が、転職先の職場では自分でトイレ掃除をしなければいけないと知ったなら、きっと驚いてしまいますよね。
トイレ掃除が平気な人はそれでも問題ないでしょうが、他人も使っているトイレの掃除は絶対に無理だと思うなら、転職する前にしっかり確認する必要がありますよ。
専門業者がトイレ掃除してくれる職場
働く職場がどんなところなのかによって、トイレ掃除を誰がするのか違ってきます。
複合ビルの中に入っているのなら、いろいろな企業の人がトイレを使うでしょうから、掃除も専門の業者が担当していることが多いですよね。
また、従業員数が多くて、トイレの数も多い会社なら、自分たちで掃除することはあまりないと思います。
それに対して小さな会社で従業員数も少ないようなら、社員がトイレ掃除する確率は高いです。
求人の仕事の内容に、トイレ掃除まで記されていることもありますが、トイレ掃除があるのか不明なら、面接の時に確認しておくとよいですよ。
また、トイレ掃除に不安があるなら、どんなトイレか見せてもらうのも一つの手段です。
トイレの設備が新しくてきれいなら、仮にトイレ掃除があったとしても、それほど大変ではないと思います。
でも昔ながらの古いトイレだと、匂いや汚れも強くて、掃除にも時間がかかってしまう可能性があります。
社員がトイレ掃除する職場
わたしは転職が多いのでいろいろな職場に行きましたが、今までに社員がトイレ掃除をするところは2か所経験しました。
1か所は今の職場ですが、一人事務なので当然自分で掃除しなければいけません。
ただ、最近改装したばかりのトイレなので、掃除は楽です。
もう1か所は20年近く前に勤めていた職場です。
ビルの4階にありましたが、そのフロアは同じ会社の人だけだったので、女性社員が当番制でトイレ掃除をしていました。
男性も働いていましたが、男子トイレも女性が掃除するのです。
掃除の方法も、ゴム長靴を履いて、ホースで水を流しながらデッキブラシで掃除をするという、本格的なスタイルでした。
当時、わたしは既におばちゃんだったせいもあり、女性社員が男子トイレまで掃除をすることに、特に疑問を感じていませんでしたし平気でした。
でも、一緒に働いていたのは若い女の子が多かったので、きっと不満に思っていたのではないかと、今になって思うのです。
途中から自分たちで掃除するようになるケースも
わたしの知り合いの職場の話ですが、その人が勤め始めたころは専門の業者が掃除をしていたそうです。
でも、ある年から、経費削減の名目で業者を使わなくなって、自分たちで掃除をすることになったのです。
トイレ掃除はもちろんのこと、それ以外にも業者が担当してくれていた、会食場の掃除やお茶の準備などもやらなければいけなくなり、仕事が増えてしまって大変だと言っていました。
そして担当するのは女性社員だけだそうです。
途中から変更されてしまったのでは、ちょっと辛いですよね。
自分で掃除するときれいに使う
自分たちでトイレ掃除をしていると、トイレをきれいに使おうという気持ちが強くなるように思います。
当番制でトイレ掃除をしているのなら、他の人が掃除するときに汚れていれば迷惑をかけるでしょうし、自分が掃除するときもなるべくなら汚れていない方が良いですからね。
それこそ、掃除をする人の気持ちになってトイレを使うようになるのだと思うのです。
とは言っても、中にはそんなことはお構いなしに、トイレを汚しても平気な人もいますけれどね。
職業訓練の時、自分たちで掃除
わたしは今の職場に就職する前に、職業訓練に通いました。
その時に、訓練会場になっている教室と、トイレの掃除を訓練生がやらなければいけませんでした。
毎日訓練の終わりに、グループ分けされたメンバーで、分担して掃除するのです。
正直、驚きもありましたが、それも訓練の一環だったのでしょうし、当然のことかもしれませんね。
おわりに
自分の家のトイレ掃除なら、使う人が家族なので、そんなに苦痛ではありませんよね。
でも、職場で不特定多数の人が使うようなトイレだと、掃除するのはやっぱり抵抗があります。
とは言え、専門の業者に頼んだとしても、結局は誰かが汚れたトイレを掃除してくれるわけですよね。
職場や外出先でトイレを使うときには、掃除してくれる人や他の人が使うことを考えて、少しでもきれいに使うように心がけたいですね。