みなさんの職場では書類を束ねるときに、黒いひもを使っていますか?
最近では書類をとじるための道具の種類もたくさんあって、昔ながらのつづりひも(黒いひも)は あまり使わない人も多いかもしれませんね。
でも、つづりひもはコストパフォーマンスが高いので、まだまだ需要はあるのですよ 。
つづりひもの結び方や種類についてご案内します。
しっかりと結ぶ
つづりひもで書類をとじるときに自分ではしっかりと結んだつもりでも、締まり具合が弱くて書類がバラバラになることはありませんか。
女性は特に力がないので難しく感じますよね。
しっかりと結ぶにはちょっとしたコツがあって、つづりひもを通した穴にひもをクロスさせた部分を持ってくるだけで簡単に結ぶことができるのです。
穴の位置で結びめを作ったら、結びめを真ん中にズラすこともできます。
つづりひもだと穴の部分でクロスさせますが、たくさんの紙やダンボールなどを荷造りひもで結ぶときには、角の部分でひもをクロスさせると楽に結べます。
紙の真ん中の平面で結ぼうとすると、どうしてもゆるみが出てしまうので力を入れなければならないのですが、穴や角を利用するだけであまり力を使うことなくしっかりと結ぶことができるのです。
つづりひもの色
一般的なつづりひもは黒いものがほとんどですが、最近ではいろいろな色のつづりひもがあります。
黒以外だと見た目もきれいで、ちょっと仕事も楽しくなるような気がしませんか。
書類別や目的別につづりひもの色を統一して分類すれば分かりやすいですよね。
色以外の違いではストレッチタイプのつづりひもがあります。
このタイプはひもに伸縮性があるので、結びやすくて扱いが楽なのですよね。
また、つづりひもの長さは普通のサイズでは45cmですが、60cmや70cmのロングタイプもあるので、綴じる書類の厚みに応じて使い分けができます。
先端の違い
つづりひもの先端は加工の仕方の違いで、主にうるし先、セル先、金属先に分かれます。
うるし先は先端が接着剤で固められて細く尖った形をしています。
うるし先のつづりひもは、最初のうちは先端が固くて問題ないのですが、何度か使っているうちに先端が折れたり柔らかくなったりして穴に通しにくくなってしまいます 。
それでもがんばって使っていると、接着剤が取れて先端がバラバラになりただの黒いひもになってしまいますので、使いすぎには気を付けたいものです。
次にセル先は先端がプラスチックで加工されているもので、うるし先よりも丈夫な作りになっています。
先端が崩れにくいので、繰り返し使うことに耐えられます。
カラーのつづりひもは先端が本体のひもと同色のセル先になっていることが多いようです。
最後に金属先は先端がアルミなどの金属で加工されているものでセル先よりもさらに丈夫です。
ペーパーつづりひも
ペーパーつづりひもは原料が紙のつづりひもで、書類をとじたままで廃棄できるものです。
書類は役目を終えたり、決められた保管期間を過ぎたりしたときには適正に廃棄しなければなりません。
この時の処理が結構大変で、つづりひもでとじてある書類は、ひもを全部外して、紙類と分類する必要があります。
でも、ペーパーのつづりひもでとじてあったなら、分類せずにそのままの状態で廃棄処理ができるのでとても楽ですよね。
廃棄が決まっている書類なら、はじめからペーパーつづりひもでとじておけばよいかもしれませんよね。
書類の最終的な処理の方法によってつづりひもを使い分けるとよいですよね。
フリーカットのつづりひも
つづりひもを使って書類をとじていると、その書類のサイズや厚みによってはひもが長すぎてあまったり、逆に短くてギリギリで結んだりしなければならなくてちょっと不便に感じることはありませんか。
そんなときは、必要な長さにカットできるフリーカットのつづりひもが便利ですよ。
毛糸玉のようにひもが巻かれているので、とじる書類のサイズに合わせて必要な分だけ引き出して使うことができます。
ただ、しっかりしているひもだと、穴に通すことは楽にできますが、ひもが固すぎて結びにくいことがあります。
逆に柔らかすぎるひもだと、穴に通すときが難しいかもしれません。
人によって使い勝手や好みが違うと思いますので、自分に合ったひもを見つける必要がありそうです。
荷造りひもで代用する
わたしの職場では、外部に提出する書類は一般的な黒のつづりひもを使っていますが 、内部で一時的に保管するような書類の場合、なんと荷造りひもを使ってとじています。
荷造りひもをどうやって使うかというと、まずは荷造りひもの先端にセロハンテープを数回巻いてセル先のように固く細く加工します。
繰り返し使用するわけではないので、一回の使用ならこれで十分に対応できるのです 。
あとは、フリーカットのつづりひものように必要な長さだけ取り出して切って使うだけです。
無駄もありませんし、このやり方が一番安く書類をとじることができる方法かもしれませんね。
おわりに
同じようなつづりひもでも、少しずつ違いがあるので、目的に合わせて使い分けるともっと快適になりそうですよね。
わたしの職場のように荷造りひもを使ってまで、節約する必要はないかもしれませんが、少しでも楽しく便利に仕事ができればよいですね。