脚立や踏み台を安全に使う。事務所で女子社員が高所作業をするとき。

脚立や踏台を安全に使う 事務職

事務所の中でも、棚の高いところに荷物が置いてあることはありませんか。

手が届かないようなところだと、踏み台や脚立を使うことになりますよね。

女性だと踏み台や脚立を使うことに慣れていない人も多いので、踏み外しや転落することがないように注意が必要なのです。

事務所での高いところの作業

事務所ではキャビネットの上や棚の上など、空いているスペースを使って書類や荷物が置いてありますよね。

高いところには、使用頻度の少ないものを置いているとは思いますが、たまに必要になった時には取り出さなければいけません。

高いところにあるものを取る時以外にも、事務所内では高い場所の作業は結構多いのです。

たとえば、壁時計の電池の交換、電球や蛍光灯の交換や掃除、エアコンのフィルター掃除など、家庭と同じようにあります。

家庭のことなら、家族の誰かに頼むこともできますが、職場では自分でやらなければならないこともあります。

雑務とされるものは、女性事務員が担当することが多いと思いますので、そうなると脚立などの上で作業しなければいけません。

また、一人事務の職場だと頼める人がいないので、自分でやるしかないのです。

脚立や踏み台を使う

ちょっとした高さなら、小さな踏み台で十分です。

棚の高いところにあるものを取りたいとき、さっと出して使える踏み台だと便利ですよね。

踏み台

小さな踏み台では届かないくらいの高さになると、脚立が必要になります。

ちなみに、脚立と踏み台の違いですが、天板の高さが80cm未満で、安全に乗れる天板の広さがあるものが踏み台でそれ以外が脚立だそうです。

脚立があれば天井近くの高さの作業も可能ですよね。

時には、大きな脚立や梯子じゃないと届かないくらい高い位置の作業をしなければいけないこともあります。

でも、あまりにも高い場所なら、あっさり専門の業者さんに頼んでしまった方が安全ですよ。

自分で何とかしようとして無理をしても、結果的にケガをしてしまったのでは、自分も辛いですし会社にも迷惑をかけてしまいます。

経費がかかっても業者さんにお願いした方が、ケガをしてしまうよりはよいと思いますよ。

事務服で登るときの注意

事務服はスカートが多いと思います。

小さな踏み台に登るくらいなら問題ないでしょうが、脚立だとスカートをはいていると足が広がりにくいので動きにくいですし、反射的な動作も取りにくいのです。

昇り降りするときにスカートがめくれてしまうし、高いところにスカートで登っているのは、下にいる人から見るとちょっと不格好ですよね。

周りに男性がいたり、大勢人がいたりするときは特に周りの視線には気を払いたいです。

また、パンプスのまま登るのは危険なので、ヒールのあるようなはきものは脱いで登った方が安全です。

安全な使い方

踏み台や脚立を使うときには、段差や傾斜がない安定した場所に設置します。

折りたたみ式のものは、しっかり開いて止め具があればセットして確実にロックします。

また、踏み台や脚立の上に乗っているときには、体を斜めに乗り出したり振り返ったりするとバランスを崩してしまうので注意します。

降りる時も、最後まで気を抜かないように注意して、飛び降りたりしないようにします。

まだまだ若いと自分を過信して、脚立の上から飛び降りて足をくじいてしまったなんてことになると恥ずかしいですよね。

踏み台や脚立を使っている間は、常に気を抜かないようにします。

踏み台や脚立選び

踏み台には、軽くてコンパクトに畳めるものがあります。

わたしが以前勤めていた職場で使っていた踏み台がとても便利だったので、同じようなものをホームセンターで見つけて自宅で使っています。

値段も手ごろだし畳むとコンパクトになるので、キッチンのすき間に置いています。

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脚立もアルミ製などで軽いものなら、女性でも取り扱いが楽です。

また、ステップの広い脚立なら、登っても足元が安定するのでよいですよね。

ステップの分だけ普通の脚立よりは本体が少し重くなるようですが、5~6㎏の商品なら女性でも扱える重さですよね。

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何より自分が扱いやすくて、安全に使えるものが一番ですよね。

代用してはいけないもの

踏み台や脚立が職場にあるにもかかわらず、持ってくるのが面倒だからといって、その辺のもので代用するのはとても危険です。

特にキャスター付きの事務椅子やパイプ椅子はバランスを崩して転倒してしまう危険性が大きいです。

ちょっとだからと思って、いつも座っている事務椅子の上に乗ると、思わぬ方向に回転したり転がったりするのです。

パイプ椅子はキャスターが付いていないので転がる心配はないし、座面が平らなので大丈夫そうに思えますよね。

でも、座面の背もたれ側に体重をかけると、座面が動いて折りたたまれそうになるのでとても危険なのです。

パイプ椅子は危険

また、テーブルの上も安全そうに見えますが、端に乗ると体の重みで傾いてしまうこともありますので、出来るだけ踏み台や脚立を使う習慣をつけておくことが大切です。

おわりに

事務職でも意外に高い場所での作業はあるのですよね。

職場によっては神棚があるかもしれませんし、高い棚の上を毎日掃除しなければいけないかもしれません。

ちょっとした高さでも転落の仕方によっては、大けがをしてしまう危険性もありますので、日ごろから充分に気を付けておきたいですよね。