自分の身内や学生時代からの友達から、あだ名や愛称で呼ばれることはありますよね。
職場でも親しみを込めてあだ名を付けてもらえることもあります。
あだ名で呼んでもらえるような職場は、居心地がよいのかもしれませんね。
昔からのあだ名や愛称で呼ばれる
渡辺さんなら「なべさん」、山口さんや山崎さんなら「やまちゃん」などと呼ばれる人が、どこの職場に行っても必ずいませんか。
それに自分の名前が一般的で、あだ名が付けられやすい場合だと、どこでも同じ呼ばれ方になる傾向がありますよね。
わたしの名字もそんなに珍しくないので、子どもが小学校で付けられたあだ名と、私が職場で付けられたあだ名が同じだった時期があります。
親子で同じ呼ばれ方をしていたので、ちょっとおかしかったのですよね。
勝手に付けられたあだ名で呼ばれる
今までにない、あだ名で呼ばれることもあります。
新しい環境になった時、たまたま最初に親しくなった人に命名されて、そのあだ名が定着してしまうこともあるのですよね。
相手に悪意がないのなら、少しくらい変だなと思うようなあだ名でも、何となく受け入れてしまうことになるのです。
わたしは小学生の時に転校をしたのですが、最初に親しくなった友達に付けてもらったあだ名が、おじさんのようだったので、正直なところあまり好きではありませんでした。
でも反論する事なくそのままにしていたら、高校を卒業するまでの間、友達が入れ替わっても何故かそのあだ名だけは引き継がれることになるのでした。

あだ名で呼ばれる人とそうでない人がいる
以前、上司にあだ名で呼ばれている人たちと名字で呼ばれている人たちとで、明らかに対応が区別されている職場がありました。
あだ名で呼ばれている人たちは、いろいろな面で優遇されていたのです。
職場外でも上司との交流があって、終業後や休日などに食事や飲み会などに行っていました。
その職場のトップの人がそんな状態でしたが、あだ名で呼んで親しくしている人とそうでない人を区別していて、個人の査定にも影響があるほど私情をはさんでいたのです。
もちろんあだ名で呼ばれない人たちには、不満を持たれていましたが、面と向かって苦情も言えず泣き寝入りの状態でした。
もちろんわたしもあだ名では呼ばれていませんでした。

名前すら呼ばれない
今の職場は一人事務で、多くの業者さんの出入りがありますが、毎日同じ人と顔を合わせるという程でもありません。
そのせいか、あだ名はおろか名前すら呼ばれず、「事務員さん」と呼ばれることもしばしばです。
もちろん、ちゃんと名字で呼んでくれる人の方が多いですし、気にする程のことではないのですが、名前を呼ばれた方が自分の存在を認めてもらえたような気になるのが、不思議なところです。
わたしの名字を知らない訳ではないので、昔からの習慣なのでしょうね。
本人にわからないようなあだ名で呼ぶ
以前の職場に上司にはわからないようなあだ名を付けて、普段の会話で使っている人がいました。
あまり、好ましいことではないのですが、不平不満を言う時に、隠語のようにして周りの人からはわからないようにしていたのです。
そしてその呼び方が、人かどうかもわからないような名前だったのですよね。
わたしも陰では、変なあだ名で呼ばれていたのかもしれませんが。
おわりに
職場は仕事をする場所なので、けじめを付ける意味でも、「名字」+「さん」で呼ぶのが正しいのかもしれません。
ただ、今振り返ると、自分があだ名で呼ばれていた職場の雰囲気は比較的良かったなと思うのです。