よかれと思ってした助言やアドバイスが、相手を傷つけてしまう。

アドバイスが相手を傷つける 事務職

同僚や部下が仕事で失敗したり悩んでいたりする姿を見ると、親切心からアドバイスをしてあげたいと思ってしまいますよね。

それで相手が元気になってくれるのなら良いのですが、さらに落ち込ませてしまうことになっては本末転倒なのです。

相手の性格を見る

人によっては助言やアドバイスをされただけで、自分の全人格を否定されたように感じる人もいるのですよね。

真面目で繊細な人に多いようですが、そんな人にアドバイスなどすると、「自分はダメな人間だ」とさらに悩ませてしまうことになります。

それにアドバイスや助言を、ただ文句を言われただけと感じる人もいるのです。

そうなると、なるべく余計なことは言わないようにしようと思ってしまいます。

他人からの助言やアドバイスを前向きに受け入れて成長出来る人なら、お互いに変な気を使うこともないのですけれど。

そんな人には周りの人もどんどんアドバイスすることができるので、結果的に本人も得することになるのですよね。

逆に、アドバイスしにくいと感じる人には、なるべく関わりたくないと思われてしまいます。

せっかく自分が成長できるチャンスがあったとしても、誰にもアドバイスがもらえなければ、損してしまうことになるのです。

アドバイス1

相手に答えを出させる

助言やアドバイスによって人格否定されると思う人とは、ちょっと接しにくく感じてしまいますよね。

なるべく関わり合いになりたくないと思ってしまいますから、そのうちに周りの人はその人にはアドバイスなどしなくなります。

それでもどうしてもアドバイスしなければいけないような場面に遭遇してしまうこともあります。

気を使って話の最初に、あなたを否定しているわけではないと伝えたとしても、受け入れてくれない人もいるのですよね。

そんな時には、相手にハッキリと言わない方がよいのですよね。

回りくどくなるかもしれませんが、自分の過去の体験だったり周りの人の仕事のやり方だったりを遠回しに伝えて、本人に気付かせるようにすれば、余計なトラブルを回避できるかもしれません。

ただ、それで相手が気付いてくれたらよいのですが、「何だかよく分からない話だったな」と思われるだけなら、何も伝わらないのですが。

アドバイス2

注意なら必要

いくら気を使う相手だからと言っても、必要な注意なら言わない訳にはいきませんよね。

仕事上で困るとか、客先に迷惑がかかるとかなら、しっかり注意しなければいけません。

助言やアドバイスなら、優しい言い方もできるでしょうが、注意となると完全に相手を否定することになります。

それで、相手に落ち込まれたとしても、それは仕方がないことなのですよね。

相手との信頼関係

きっと、自分では相手を信頼して、大切に思っているからこそアドバイスしていると思います。

でも、相手はこちらの事をそんなに信用していなかったとしたら、アドバイスもただの苦言と受け止められてしまうようです。

お互いに信頼関係がなければ、同じことを言われても感じ方が違ってしまうのですよね。

何か助言やアドバイスをしたときに、相手の反応が良くなかったとしら、自分のことをあまり信頼していないということなのかもしれませんね。

相手と自分との間に温度差があることが分かったら、ちょっとショックを受けてしまいますね。

おわりに

相手のためと思ってする助言やアドバイスが、受け止め方次第では相手のためにならないこともあります。

余計なおせっかいになってしまうのかもしれないので、仮に相手が損をしてしまうのではないかと思ったとしても、何も言わない方が平和に過ごせるのかもしれませんね。