子供のころからひどい人見知りで、他人とのコミュニケーション能力に欠けているわたしにとって、相手の目を見て話しをすることは苦手なことです。
でも、「話をしたり聞いたりするときには、相手の目をちゃんと見なさい」と何度も教わり、叱られてきたので、50代になった今では最低限の対応はできるようになりました。
とはいえやっぱり苦手なものは苦手なのです。
これまで何とかごまかしながら生きてきた、わたしの対応法をお伝えしますので、苦手な人は参考にして下さいね。
面接のとき
就職の面接などで、面接官が複数人いるときは比較的楽に対応できます。
自分がはなすときには面接官の目を見てはなした方がよいのですが、複数人の面接官がいれば、交互に面接官を見ればよいので、対応しやすいと思います。
また、面接会場が広くて、面接官と自分との距離が遠いときには、相手の目を見なくても、面接官の顔の周辺を見ていれば問題ありません。
一番困るのは、応接室のような至近距離で話をしなければいけない場合です。
そんなときは質問の答えを考えるような表情をつくったり、何かを思い出すような素振りをしたりして、意図的に目をそらすタイミングをつくると楽です。
それでも中々目を合わせることができない時には、面接の最初と最後に面接官としっかり目を合わせるだけでも印象が良くなると思いますよ。
笑顔をつくる
面接以外でも仕事で上司やお客様と話をしているときに相手の目を見てはなさなければいけませんが、笑顔ではなしていると何となくごまかすことができます。
笑うと目も細くなりますので、自分の視線の先が相手に分かりにくくなりますし、笑顔なら相手も悪い気はしないと思います。
笑顔を作ってゆっくりまばたきをすれば、ちょっと休憩もできます。
また、手元に書類や何か物を持っているなら、はなしの合間にそちらに目を向けます。
相手の目を見てはなしていて息苦しくなったら、手元の物に目をやって一旦視線をそらしましょう。
相手の気持ちが分かる
目を見てはなしていると、相手の感情が伝わることがあります。
口ではそんなに強い言葉を使っていなくても、自分に対して嫌悪感を持っている人は目に現れます。
「この人はわたしのことを見下しているな」とか「あきらかにわたしを嫌いなのだな」と分かるので、その人との接し方の対策ができます。
そんな風に思われていても、その人が自分にとって大切な人なら、何とか自分を分かってもらえるように努力すればよいですし、自分にとって不利益になるような人なら、表面上の付き合いだけにとどめておけばよいのです。
目を見てはなしをすれば相手の感情を読み取ることができるので、時には役に立つのですよね。
おわりに
この年になっても、相手の目を見てはなしていると、相手の目の中に吸い込まれていってしまうような感覚に襲われることがあります。
きっと自分が委縮してしまっているせいなのでしょうが、そんなときはサッと目をそらしてしまいます。
話をしている相手にはなるべく不快感を与えないようにしているつもりですが、実際のところは相手がどう思っているのかは分かりません。
他人とコミュニケーションを取ることは本当に難しいですね。
やっぱりわたしは人付き合いが苦手のようです。