事務の仕事をしていても、重いものや大きなものを運ばなければいけないことがあります。
そんなときに助かるのが台車です。
安全に気を付けて便利に使いたいですよね。
事務員が台車を使うとき
事務職でも台車を使う場面はたくさんあります。
コピー用紙などの重いものを運ぶときや、ダンボールなど大きいもの、シュレッダーごみのようにかさばるものなど台車を使うと楽ですよね。
また、大きな荷物の発送や受け取り、文書の保存箱を保管庫にしまうときなども台車が活躍します。
わたしの前の職場では、毎日台車を使って何かしら運んでいましたね。
台車で物を運ぶときの注意点
台車で物を運ぶときに注意したいのが、曲がり角などの前方が見えない場所を通るときです。
台車が先で自分は後から進むので、人や物にぶつかってしまう確率が高くなってしまいます。
急いでいるときなどは、思わずスピードを出してしまいがちですが、歩くスピード以上で押すのは危険です。
人とぶつかってしまうと危険ですし、急に止まると反動で乗せている荷物が落下してしまうこともあります。
また、足元にも注意が必要です。
マットや突起物などがないか注意して、ひっかからないようにしてゆっくり進むようにします。
荷崩れや転倒防止
台車で荷物を運ぶときには、運んでいる荷物が台車から落下しないように気をつける必要があります。
建物に接触して傷をつけたり、人に接触すればけがをさせてしまう危険性もあります。
積んでいるものが崩れ落ちることや、台車ごと倒れてしまうようなことは避けなければいけません。
出入り口などでの段差の衝撃で、積んでいる荷物が崩れないようにゆっくり台車を動かすことも必要ですが、荷崩れしないように積むことも大事です。
台車に荷物を積むときには、かたよりがないように、バランスよく置くようにします。
荷物の積みすぎが危険なのはもちろんなのですが、台車の上の荷物の重量が重すぎると台車を動かすのも大変になります。
重いものを台車で運ぶときは、方向転換するのも一苦労なので、面倒でも少しずつ運ぶのが安心です。
また、傾斜のあるところを下るときには、バックで進んだほうが安全です。
前向きで下ると、斜めになった台車から積荷がずり落ちたり、予想以上に台車のスピードが出てしまったりすることがあります。
バックなら体全体で台車を支えることができるので、台車のコントロールがしやすくなるのです。
台車のストッパーをかける
見た目では平坦な場所でも、ゆるやかな傾斜がある場合、ストッパーをかけておかないと台車が勝手に動き出してしまいます。
台車に荷物を置いているのにうっかりその場を離れて、その間に台車が動き出してしまったら本当に危険です。
平らな場所だったとしても、台車に荷物を積んでいない軽い状態だと、少し台車に触れただけで動いてしまいます。
人や物を傷つけてしまっては大変なので、面倒でも台車のストッパーは常にかけておく習慣が必要だと思います。
エレベーターで台車を使うとき
エレベーターで台車を利用するときには、エレベーターの入り口の段差に注意が必要です。
建物の床とエレベーターの間にはどうしてもすき間がありますので、台車の車輪がひっかからないように注意します。
特に前輪が回転するキャスターの台車ははさまりやすいですし、固定のキャスターでも角度によってはひっかかってしまうことがあります。
また、エレベーター内が広ければ、中で方向転換をして前向きに出られるようにするとよいですよ。
エレベーター内が狭くて方向転換が無理なら、エレベーターに乗るときに後ろ向きで入れば、降りる時にスムーズです。
もし、乗り降りに時間がかかりそうだと思ったら、「開延長」のボタンを押しておくと安心です。
台車を使わないとき
台車は便利なのですが、使わないときは邪魔になります。
置き場所を決めておいて、使い終わったら必ず定位置にもどすようにしておきます。
その辺に放置していると通行の邪魔になりますし、ぶつかってけがをしてしまう危険もあります。
折りたためるタイプのものならコンパクトに収納できますが、しょっちゅう使うのならそのままの状態で保管する方が便利です。
また、部署の多い職場なら、台車を貸し出すこともあると思います。
でも、貸し出したのはいいけれど、行方不明になってしまってはいけないので、台車には部署名をわかりやすく明記しておいた方がよいですよ。
台車はどれも同じような形なので、悪気はなくても返却されないことがあるのですよね。
実際にわたしは探しに行ったことがあります。
おわりに
わたしの前の職場では、毎日台車を使っていろいろな物を運んでいました。
大量のダンボールを積んで荷崩れを起こしたり、重い伝票類を運ぶのに傾斜をずり落ちそうになったりして大変でした。
でも今振り返ってみれば、ずっと座ったままの事務仕事よりは、台車を使って時々身体を動かすのもよかったのかもしれないと思っています。