やっとのことで転職できたのに、初日に辞めたくなったことはありませんか。
わたしも転職一日目に「とんでもない職場に来てしまった」という思いをしたことがあります。
それでもがんばるのか、辞めてしまうのかの判断は難しいですよね。
辞めるなら早い方がよい
たった一日勤めただけでも、自分には絶対に無理だと判断できることもあります。
そんなときに、すぐに辞めると会社に迷惑がかかるから、１ヶ月くらいは我慢して働いてから辞めようと思う人もいますよね。
でも、本当に辞める決心がついているのなら、辞めるのは早ければ早い方がよいと思うのですよね。
会社側は社会保険などの手続きがあるので、せっかく手続きした後になって辞められたのでは、面倒な仕事が増えるだけなのです。
人の入れ替わりの激しい会社だと、諸手続きは様子を見て行うこともあります。
わたしが以前勤めていた職場の人事担当者は、辞めずに続きそうだなと判断できてから手続きをしていました。
それくらい数日で辞めてしまう人が多い職場だったのですけれど。
本当に一日で辞めたい人もいる
そんな職場で、実際に一日で辞めた人がいました。
自分には仕事が向いていないと判断したようです。
面接で担当者が十分に仕事の内容を説明していなかったのか、本人が理解できていなかったのかはわかりません。
たった一日で辞めるなんて非常識だと言う人もいるかもしれませんが、わたしは賢明な判断だと思うのです。
他にも数日だけがんばってから辞めた人もいます。
でも結局辞めるつもりなら、早い方がお互いにとってよいのですよね。
辞める人も、気持ちを切り替えて次の仕事を探せばよいですし、会社側も次の人材の募集をするだけですし。
数日間や数週間を無理してがんばったとしても、結果的に辞めることになるのなら、本人にも会社にも無駄な時間を使ってしまうだけなのですよね。
がんばれるかどうか
辞めたいと思っても、辞めたい理由が自分自身で努力して解決できることなら、しばらくの間がんばってみるのもよいかと思います。
知識が足りないと感じるのなら勉強すればよいですし、人間関係に不安があるのなら相手を理解できるように努力すればよいですしね。
ただ、そのがんばりが自分にとって無理のない範囲ならよいのですが、自分の限界までがんばる必要もないですし、結局無理しすぎると長続きしないのですよね。
わたしは転職した初日に、職場の先輩から話し方を厳しく注意されたことがあります。
もちろん社会人としてちゃんと会話をしていましたが、ちょっとした言い回しを指摘されたのです。
先輩は新人のわたしを相当警戒していたようで、喝を入れるつもりだったのかもしれませんが、わたしにとってはただの嫌がらせのようで衝撃的な出来事でした。
とんでもない人のいる職場に来てしまったなと思ったものです。
でもその時は、仕事を頑張ればその人に認めてもらえるのではないかという思いの方が強かったので、幸いにも辞めようという気持ちには至りませんでした。
結局その職場には約7年間在籍したのでした。
何度も繰り返さない
辞めるなら早い方がよいとは言っても、それを何度も繰り返すのは絶対に避けるべきだと思います。
「向いていなければ辞めればいいや」と思っていたのでは、自分に逃げ道を作ってしまうことになりますしね。
少し辛抱していると、物事が全く違って見えてくる場合もあります。
とは言っても、我慢しすぎはよくありませんけれど。
仮に一日で辞めてしまうことになったら、何故そうなったのか原因を探っておく必要があると思います。
仕事を探すときに、しっかり下調べをしなかったせいだったり、面接の時に確認できていなかったりするのなら、次に仕事を探すときにはその点を注意しておけばよいですからね。
二度と失敗しないように、出来ることはやっておくようにすれば、無駄な時間を費やすことや不必要に自分が傷つくことを避けることができると思います。
一日で辞めるにはとにかくお詫びする
辞めると決心したときには、とにかく会社側には丁寧にお詫びをします。
一日や数日で辞めてしまうと、どんな理由であれ、会社に迷惑をかけてしまいますから。
仮に、会社側に不備や嘘があったとしても、そんな会社ともめるのも面倒なので、とりあえず謝ってさっさと縁を切るのが一番だと思います。
「一日で辞めるなんて非常識」「しばらく辛抱してみたら」「そんなことじゃどこにも勤まらないよ」など、いろいろ言われるのではと心配になりますよね。
でも、こちらが低姿勢なら、会社側にもそんなに責められないと思います。
会社側から辞める理由を聞かれたら、自分の言える範囲で正直に答えるのもよいと思います。
そして、辞めたら次に向かってがんばればよいだけです。
もしも嫌な思いをしたのなら、早く忘れてしまうことが一番です。
おわりに
たった一日働いただけでも、自分には無理だと思うことはありますよね。
すぐに辞めて次を探すのか、ちょっと辛抱して働くのかは、その時の家計の状況や自分の精神状態にも左右されますよね。
ただ、自分を追い詰めることのないように、一日で辞めることも選択肢のひとつと思って、少し気楽に生きるくらいがよいと思うのです。
