会社の面接や仕事のときにはなすことばは、普段の会話で使っていることばでは失礼になることがあります。
特に若者ことばのようないまどきのことばなどは、うっかり使ってしまわないように注意したいですよね。
まわりの人に冷たい目で見られることのないように、気を付けておきたいことについてお伝えします。
若者ことば
普段何気なく使っていることばでも、ビジネスシーンではNGなことばがたくさんあります。
特に若い人が使うことばでは、「マジ」「うける」「~じゃないですか」「めっちゃ」「やばい」「なるほどですよね~」などがありますよね。
上げればきりがないのですが、面接のときや仕事中にうっかりこのようなことばを使ってしまうとあなたの評価を下げてしまうことになります。
でも、逆に友達との会話の中で、ビジネスシーンで使うようなことばで会話したなら、上手に自分の感情を伝えることができないかもしれませんよね。
わたしは若者ことばをつかうことは、決して悪いことではないと思います。
いつの時代も、そのときの流行りことばはありますよね。
若者ことばを使わないようにするのではなく、場面に合わせてON・OFのスイッチを切りかえることができれば、それで十分だと思います。
普段からTPOに合わせて言葉を使い分けることができるように意識しておけば、いざという時にあわてなくてよいですよ。
ついつい使ってしまうことば
若者ことばでなくても普段使っていることばがついつい出てしまって、相手に悪い印象を与えてしまうことがあります。
返事をするときに「はいはい」と「はい」を2回繰り返してしまったり、目上の人に「ご苦労様です」と言ってしまったりと、失敗してしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。
「ご苦労様」は目下の人に使うことばなので、目上の人には「お疲れ様です」と言います。
また、あやまるときに「すいません」と言う人もいるのではないでしょうか。
普段、あまり意識することもないかもしれませんが、正しくは「すみません」なのです。
わたしは以前、職場の先輩に「すいません」とあやまってしまって、こっぴどく叱られた苦い経験があります。
それから、普段自分が何気なく言っている口ぐせも、他人が聞くと不快に思う場合もあるので注意が必要です。
口ぐせなどは自分では気づきにくいので、まわりの親しい人にお願いして指摘してもらうとよいかもしれませんよ。
ら抜きことば
「ら抜きことば」については、よく取り上げられていますが日常的に使っている人も多いかと思います。
ことばは時代とともに変化するものなので、そのうち「ら抜きことば」が標準となる時代もくるかもしれませんよね。
でも、「ら抜きことば」は文法的には間違いですし、今の時代はまだ「ら抜きことば」に対して嫌悪感を抱く人が多いので、意識して「ら抜きことば」にならないように気を付けた方が無難です。
わたしも職場の先輩に「ら抜きことば」を注意された経験がありますが、注意したその先輩自身も「ら抜きことば」をうっかり使っていたことをわたしは聞き逃しませんでした。
敬語
敬語はひと通り勉強しておいた方がよいと思います。
自分では理解しているつもりでも、敬語だと勘違いして使っていることばもあるかもしれません。
丁寧に話そうと意識しすぎて、二重敬語になってしまうこともあります。
特に面接に行く前には復習しておくと安心ですよ。
おわりに
ことばを使いこなすのはとても難しいですよね。
無意識に言ったことばで、人を傷つけたり、その気がなくても怒らせてしまったりすることもあります。
せめて敬語やビジネスことばをマスターして、最低限のルールは守れるようにしておきたいですよね。